2024年8月8日~16日(日本時間)に開催された「第17回国際地学オリンピック」において、日本代表として参加した高校生4人全員がメダルを獲得。金メダル2人、銀メダル2人と優秀な成績を収めた。結果を表彰し、4人は文部科学大臣表彰の受賞者となることも決定した。
国際地学オリンピック(IESO)は、高校生のための地学の国際大会。地学分野に秀でた生徒の発掘と地学学習の促進、地学および地学教育における国際交流・協力の促進をおもな目的とし、2007年に第1回大会(韓国)を開催。日本は2008年の第2回大会から、コロナ禍で中止となった2020年を除き毎年4人の生徒を日本代表として派遣している。
第17回国際地学オリンピックは8月8日~16日まで中国(北京)で開かれ、30か国・地域から116人の生徒が参加。参加者の中から、成績優秀者には金メダル(参加者の約10%)、銀メダル(同20%)、銅メダル(同30%)が与えられた。
日本代表の生徒4人は全員がメダルを獲得。灘高等学校3年の王佳祥(おう かしょう)さんと、同じく灘高等学校3年の近藤克洋(こんどう かつひろ)さんが金メダルを、灘高等学校2年の井上遥斗(いのうえ はると)さんと洗足学園高等学校3年の長田舞波(ながた まなみ)さんが銀メダルを受賞した。
日本代表生徒4人は、文部科学大臣表彰の受賞者にも決定。2021年以降の大会の中でもっとも優秀な成績を収めている。
次回、2025年の第18回国際地学オリンピックの開催国は未定。代表選考を兼ねた日本地学オリンピックは、9月1日~11月15日の期間で参加者を募集。1次予選は12月15日、2次予選は2025年1月26日、本選は3月9日~11日の日程で開催される。