2024年8月17~27日にかけてブラジルのヴァソウラスで開催された「第17回 国際天文学・天体物理学オリンピック」において、日本代表として参加した高校生3名のうち、銀メダル、銅メダル、優良賞をそれぞれ1名ずつが受賞。参加2年目で代表生徒全員が受賞する快挙を成し遂げた。
国際天文学・天体物理学オリンピックは、天文学と関連するSTEM科目への関心向上や、天文学・天体物理学の学校教育の促進、国際交流の強化をおもな目的とする天文学・天体物理学の国際大会。中等教育修了以前の生徒を対象に2007年から毎年開催されており、日本は2023年から代表生徒の派遣を開始。今回が2度目の参加となる。
第17回となるブラジル大会は、8月17日~27日の日程で、ブラジル・リオデジャネイロ州のヴァソウラスにて開催。53か国からおよそ230名の生徒が参加した。日本からは、第3回日本天文学オリンピックにより選抜された代表生徒3名が参加。銀メダル、銅メダル、優良賞をそれぞれ1名が受賞し、代表生徒全員が入賞する好成績を収めた。
銀メダルは海陽中等教育学校6年の長谷川寿一さん、銅メダルは四天王寺高等学校3年の市川まどかさん、優良賞は東大寺学園高等学校2年の齋藤元さんが獲得。競技後は国際交流イベントやヴァソウラス市内見学なども行われた。
次回大会は2025年8月11日~21日にムンバイ(インド)で開催予定。代表選考を兼ねた第4回日本天文学オリンピックは、予選を2025年1月12日にオンラインで開催、本選は2月16日に東京都区部および京都府京都市で開催予定となっている。