人事院は2024年10月4日、海上保安大学校(高卒程度)と気象大学校(高卒程度)の2024年度学生採用試験申込状況を発表した。申込者数は海上保安大学校が前年度比43人減の321人、気象大学校が前年度比43人増の332人。女性の割合は海保大22.7%、気象大28.3%だった。
海上保安大学校と気象大学校は、海上保安庁の幹部となる職員と、気象庁の中核となる職員をそれぞれ養成するための教育機関で、文部科学省所管外の大学校。海上保安大学校(本科)は、教育期間4年に専攻科6か月と研修科国際業務課程3か月をあわせた計4年9か月、気象大学校は大学部4年と国の気象官署に勤務する職員に対して気象業務に必要な専門の知識・技術を教授するための研修部(修業期間1年以内)を置いている。
2024年度の学生採用試験は、各大学校共に8月22日から9月4日まで申込みを受け付けた。
海上保安大学校(高卒程度)の申込者数は、前年度比43人減の321人で、うち女性は申込者全体の22.7%を占める73人。前年度と比較すると、女性比率は2.0ポイント低下した。
一方、気象大学校(高卒程度)の申込者数は前年度比43人増となる332人。うち女性は申込者全体の28.3%を占める94人で、前年度と比べ1.3ポイント上昇した。
今後、各大学校は1次試験を10月26日・27日、1次試験の合格発表を12月6日に実施する。2次試験は12月13日、最終合格発表は2025年1月16日に行われる。学生採用試験の申込状況は、人事院「国家公務員試験 採用情報NAVI」の各試験ページで公表している。