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【高校受験2025】神奈川県公立入試<英語>講評…平均点は昨年より上がるか?

 令和7年度(2025年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、「英語」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても、同様に掲載する。(公式動画あり)

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【高校受験2025】神奈川県公立入試<英語>講評
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 2025年2月14日(金)、令和7年度(2025年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。神奈川県教育委員会が2025年2月7日に発表した一般募集共通選抜などの志願変更締切時志願状況によると、全日制課程の募集人員3万9,395人に対し4万6,075人が志願し、確定平均競争率は1.17倍だった。

 リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、令和7年度(2025年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜「英語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

<英語>講評
(湘南ゼミナール 提供)

 大問構成、配点などにまったく変化はない。記述問題は問5英作文問題1題のみ、という構成も令和4年度入試から変更なし。使用されている語数は昨年と同程度。選択肢の抽象度が下がったことで解きやすくなった問題も多くなったため、平均点は上がると考えられる。

問1:リスニング問題。(ウ)は昨年と同様に全体を通した聴解力が問われる。
問2:英単語を補充する選択問題。正答となる語だけでなく、他の選択肢も含めて高い語彙力が問われている。
問3:空所を補う文法問題。(ア)頻出の後置修飾の問題だが難易度は高い。主語を修飾する後置修飾と気づけたかどうかが分かれ目となった。
問4:並べ替え問題。(ウ)は接続詞thatと動名詞が主語となる文の複数文法事項が混在した問題。動名詞のかたまりが主語になるときは単数扱いをすることを理解していることが重要。
問5:英作文問題。Do you knowの後ろの主語が「自動運転バス」になることが難度を上げたと考えられる。
問6:読解問題。相談相手に関するスピーチで語数は昨年よりもやや増加して約600語。中学生にとっても身近な話題であったため、理解しやすい文章であった。
問7:資料を使った読解問題。語数は2題で合計約500語程度。昨年と同様、複数の情報が入り乱れる点は変わらないが、正答を導くまでの分岐点が少ないため正答率は高いのではないか。
問8:対話文読解問題。語数は約700語で、昨年と同程度。登場人物は4者から3者に減少。(ウ)内容一致問題は誤答となる選択肢が明らかに文章と異なるため、正答できた受験生も多かったのではないか。

 次年度は教科書改訂の年となり、内容が大きく変わることが予想される。教科書に記載されているQRコードなどで音声も利用しながら「聞く、話す、読む、書く」のバランスのよい学習を心がけよう。

@shozemi_official 【超速報!!】令和7年度 神奈川県公立高校入試 英語講評 #高校受験 #神奈川県 #受験 #英語 #湘南ゼミナール ニュース番組 報道 速報 シリアス - SAKUMAMATATA

 このレポートは令和7年2月14日(金)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。
協力:湘南ゼミナール(執筆:教材開発部 英語科 責任者 神谷漠氏)





《編集部》

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