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大学でのAI利用実態調査、制限下でも66%が「こっそり」使用

 SHIFT AIは2025年12月29日、大学の講義や課題でAIを利用したことがある全国300人の学生を対象に実施した「AIをこっそり利用」に関する調査結果を発表した。学校側でAI利用が制限されている環境下でも、66.1%の学生が「こっそり」利用していることがわかった。

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「こっそりAI利用」調査
  • 「こっそりAI利用」調査
  • 講義や課題でAIをこっそり利用したことはあるか
  • AI利用が学校側に発覚したことはあるか
  • AIをどのような用途で活用したか
  • AI利用をばれないように工夫したことはあるか

 SHIFT AIは2025年12月29日、大学の講義や課題でAIを利用したことがある全国300人の学生を対象に実施した「AIをこっそり利用」に関する調査結果を発表した。学校側でAI利用が制限されている環境下でも、66.1%の学生が「こっそり」利用していることがわかった。

 調査は、大学・大学院・短大・専門学校の学生300人を対象に、講義や課題における生成AI活用に関する学校のルールについて調査した。その結果、「全面的に禁止」「課題では禁止・講義内は可」「講義内では禁止・課題は可」「教授・授業によって対応が異なる」と回答した学生は、全体の64.0%(n=192)にのぼった。

 このように、大学で生成AIの活用が全面的、もしくは一部制限されている、あるいは授業ごとに対応が異なる環境に置かれている学生(n=192)に対し、「講義や課題で生成AIを『こっそり』利用したことがあるか」を尋ねたところ、「はい」と回答した割合は66.1%となった。

 続いて、AIを利用したことがある大学生(n=163)へ、そのAI利用が学校側(教員・事務など)に発覚したことがあるか聞いたところ、「ある」と回答したのは16.6%、「わからない」15.3%、「ない」は68.1%という結果だった。

 AIを利用したことがある大学生(n=163)へ、直近1年間の大学での学習・課題において、AIをどのような用途で活用したかを聞いたところ(複数回答)、「文章作成・編集(要約/下書き/言い換え/校正)」が58.3%で最多となった。「課題支援(レポート・テスト・卒論)」37.7%、「調査・情報収集」31.0%、「翻訳」29.3%、「資料・スライド作成」29.3%と続いた。

 次に、AIを利用したことがある大学生(n=163)へ、AIを利用していることが「バレないように」工夫したことはあるかを聞いたところ(複数回答)、「AIの文章を、自分の文体に近づくように手直しした」38.3%、「AIの内容を参考に、自分の言葉で書き直した」37.3%、「不自然な表現を修正した」33.0%、「プロンプトを工夫して、より自然な文章に再生成させた」15.7%と、提出前に「AIっぽさ」を薄める行動が広く行われていることがわかった。一方で「特に工夫はしていない」25.3%と一定数いることも確認できた。

 調査結果について、SHIFT AI代表取締役の木内翔大氏は「本調査は、大学生における『AIのこっそり利用』の実態を可視化した。まず、大学の講義や課題でのAI利用経験は71.4%と裾野が広がる一方、大学側で公式に認めていない中での『こっそり利用』経験者は66.1%と半数超に上る。さらに、そのこっそり利用が発覚したケースは16.6%存在した」とコメントしている。

 また、「学生の使いどころは文章作成・編集が最多(58.3%)で、提出前には文体の手直し(38.3%)や自分の言葉での再構成(37.3%)など、『バレない工夫』が広く行われている実態も確認できた」と分析している。

 調査は2025年12月11日にインターネット調査として実施。調査対象は大学の講義や課題でAIを利用したことがある全国300人の学生(大学・大学院・短大・専門学校)で、有効回答数は300。調査会社はアイブリッジが担当した。

《風巻塔子》

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