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岡山大、27年度より授業料1.2倍の方針案…在学生は対象外

 岡山大学は2026年3月27日、定例記者発表において「2027年度入学生からの授業料適正化の方針案」を公表した。年間授業料を日本人学部生は1.2倍、留学生は2.5倍に引き上げる方針だ。ただし、在学生は対象外。今後、意見交換や授業料の適正化について審議を行ったうえで、授業料改定の実施を目指す。

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2027年度入学生からの授業料適正化の方針案:改定額・時期(案)
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 岡山大学は2026年3月27日、定例記者発表において「2027年度入学生からの授業料適正化の方針案」を公表した。年間授業料を日本人学部生は1.2倍、留学生は2.5倍に引き上げる方針だ。ただし、在学生は対象外。今後、意見交換や授業料の適正化について審議を行ったうえで、授業料改定の実施を目指す。

 岡山大学は、世界と伍し、かつ地域の中核となる研究大学として社会と共にあり続けることを目指している。そのためには、学生ひとりひとりが安心して学べる環境を整え、教育・研究をさらに充実させるなどの必要があり、また、大学の国際化を推進し、グローバルな教育研究拠点としての地位を確立するため、さらなる留学生へのサポートも求められている。

 今回、将来にわたり、学生のための教育費用を十分に確保し、教育・研究環境をさらに改善・向上させ、大学の国際化等を推進するため、順次、学年進行での授業料適正化を実施することとし、案の検討を実施した。

 具体的には、日本人学生の学士課程において、現行の53万5,800円から1.2倍となる64万2,960円へと改定。留学生の全課程で、現行の53万5,800円から2.5倍となる133万9,500円へと改定するという。

 さらに、2031年4月入学者から、博士前期課程(修士課程、専門職学位課程を含む)で、現行の53万5,800円から64万2,960円への改定も目指している。なお、日本人学生の博士後期課程と法務研究科の専門職学位課程については据え置き。いずれも、在学生は対象外となる。

 大学では、自己財源による独自の経済的支援制度の拡充を掲げており、経済的理由による進学・留学の機会が損なわれることのないよう学生の経済的支援を実施。高等教育の修学支援新制度(多子世帯の授業料等無償化を含む)において、学生負担額が現在より増加することがないよう、授業料増額分の減免を行う。また、学業成績や研究業績が優秀な学生に対する新たな給付奨学金を創設する。

 留学生に対しても、グローバル・ディスカバリー・プログラム(岡山大学の英語で学べる学士課程プログラム)における優秀な留学生に対する経済的支援の拡充、ASEAN、LDC(後発開発途上国)、インド等の海外提携校からの優秀な留学生に対する授業料免除枠の創設など支援を行う。

 また、授業料改定による増収額を活用し、全学の学修環境・快適なキャンパス環境の整備、学生生活支援等の充実、国際化の推進などに取り組んでいく予定。

 今後、4~5月にステークホルダーとの意見交換を実施。6月に授業料の適正化について審議を行ったうえで、2027年4月からの新入生を対象とした授業料改定の実施を目指す。

《木村 薫》

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