東洋英和女学院大学は2026年6月3日、2027年度入学生を対象に、入学前から卒業までの経済的負担を軽減するための制度見直しを行うと発表した。一次手続時に必要だった入学申込金20万円の納付時期を二次手続時に変更するほか、授業料の納付を在籍期間にかかわらず4年間のみとする。
同大はこれまで、一次手続時に入学申込金20万円の納付を求めていた。2027年度入学生からは、この納付を二次手続時に変更し、一次手続は書面提出のみとする。他大学との併願も含めて進路を検討している受験生にとって、早い段階でまとまった金額を用意することは負担となる場合があることから、進路選択を進めやすい制度へあらためる。
なお、今回の見直しは納付時期の変更によるものであり、入学時に必要となる納付総額に変更はない。入学申込金の取扱いも従来どおりとする予定。
あわせて、授業料についても見直しを行う。社会奉仕活動や留学、インターンシップ活動、教員免許取得、体調管理などを理由に卒業延期となる場合の授業料負担に配慮し、授業料の納付は在籍期間にかかわらず4年間のみとする。
この仕組みは、4年次をギャップタームとして位置付けることと連動している。同大ではキャリア支援を1年次から行い、4年次の春ころに内々定を得る学生も多いが、同時に4年次をギャップタームとして位置付け、卒業論文だけでなく、社会奉仕やインターンシップ、留学に充てるなど、社会との関わりを意識し、将来の設計に役立てることと連動させる。また、体調管理のための休学の際にも、学生が安心して在学できる環境を整えるとしている。
なお、授業料以外の各種学納金については所定の納付を求める予定。入試の詳細や入学手続きについては、2026年7月中旬に公開予定の「入学試験要項2027」などで案内する。
同大は今回の制度見直しを通じ、受験生およびその保護者が経済的な負担に左右されることなく進路を選択し、入学後もそれぞれの学びや経験に向き合える環境を整えていくとしている。「学生ひとりひとりに寄り添うケア、指導」を強化するとともに、4年間での卒業に向けた学生ケアを補い、現代的な要請に応えるものと位置付けている。

