nishikawaは2026年9月3日、1万人の睡眠実態を調査した「nishikawa 睡眠白書 2026」をWebサイトで公開した。調査から、高校生の約7割、中学生の45.6%、小学生の43.2%が平日に厚生労働省の推奨する睡眠時間を確保できておらず、子供の睡眠不足が慢性化している実態が明らかになった。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、ライフステージごとに適正な睡眠時間の確保が推奨されている。目安として、小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間とされている。
今回の調査で、平日にこの推奨時間を満たしていない子供の割合を調べたところ、高校生が69.5%ともっとも高く、ついで中学生が45.6%、小学生が43.2%となった。学年が上がるにつれて睡眠不足が深刻化するようすがうかがえる。なお、小学生から高校生の睡眠時間は、保護者から見た子供の睡眠時間として回答されている。
また、平日と休日の睡眠タイミングのズレから生じる「社会的時差ボケ(ソーシャルジェットラグ)」も子供の間で拡大しており、高校生では平均71.9分のズレが確認された。休日の寝だめが体内時計を乱す原因になっていると指摘されている。
成長期における睡眠不足は、体調不良や集中力の低下を招く恐れがある。nishikawaの日本睡眠科学研究所は、記憶の定着や成長ホルモンの分泌が不可欠な発育期の観点から、この実態はきわめて懸念すべき状況であり、教育・公衆衛生の両面から早急な対策が求められると指摘している。
同調査は「日本人の睡眠に関する意識・満足度調査」として、2026年7月10日から7月15日にかけて、全国の18歳~79歳の男女1万人(うち、子供を持つ保護者に対して子供の睡眠時間を質問)を対象にWebパネル調査で実施された。

