就職活動の現実、交通費やスーツ代にいくらかかるか

 リクルートは10月20日、就職活動をした大学4年生、大学院2年生を対象とした「大学3年(大学院1年)10月以降の就職活動にかかったお金はいくら?」の調査結果を発表した。

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 リクルートは10月20日、「大学3年(大学院1年)10月以降の就職活動にかかったお金はいくら?」の調査結果を発表した。調査対象は、就職活動をした大学4年生、大学院2年生計665人で、調査期間は2010年9月4日~5日。

 まず交通費については、昨年の調査をかなり上回り、首都圏の平均が3万9,196円に対して関西圏は5万276円、それ以外の地域では6万9,760円となり、地方の学生に負担がかかっていることがわかる。

 「スーツ代」「靴代」「バッグ代」「シャツ代」「ネクタイ代」に関しては、「インターンシップのときにすでに買っておいた」等の理由で、「0円」と答えた学生は除いて平均額を算出したところ、それぞれスーツ代3万5,322円、靴代9,961円、バッグ代8,009円、シャツ代7,491円、ネクタイ代(男子学生のみ)5,153円という結果に。特にスーツ代は男子学生の平均が3万7,568円、女子学生が3万3,019円と、男子学生のほうがお金をかけている傾向がみられた。

 かかった経費すべての平均額を合計すると、13万6,602円となり、必要なものを揃えて就職活動する際の金額の目安になりそうだ。

 また「就職活動費用の節約術」に関して具体的に答えてもらったところ、「飲食費節約のために、おにぎりとお茶を持参するようにした」「遠方での説明会や面接には、夜行バスや『青春18きっぷ』を使い、交通費を節約した」「エントリーシートは、速達よりも、早めに仕上げて普通郵便で送った」といった工夫をする学生たちの努力がうかがえる結果となった。
《前田 有香》

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