ウェザーニューズは2026年5月26日、2026年夏季の大雨警戒傾向を発表した。全国的に警報レベルの豪雨が昨年の477件を上回る見込みで、特に6~7月の前線停滞や、8月の湿った空気の流入による局地的な大雨に厳重な警戒を呼びかけている。
今年の夏は、エルニーニョ現象の発生が予想されている。通常、エルニーニョ現象が発生すると、熱帯太平洋の海面水温の高い領域が東へシフトし、対流活動も東側で活発になる。このため、夏の太平洋高気圧の日本への張り出しは弱くなる傾向にあるが、今年は平年並と予想されている。そのため、暖かく湿った空気が流入し、6月下旬から7月前半にかけて梅雨前線の活動が活発になるおそれがあるという。
同社は、これらの予想を踏まえ、過去に大雨警報が発表された事例を詳しく分析。その結果、全国的に大雨警報レベルの豪雨となる可能性が、昨年を上回る見通しとなった。さらに、線状降水帯が発生するおそれもあり、ゲリラ雷雨や台風の影響とあわせて警戒が必要としている。
2025年の大雨警報発表事例件数は、北日本(北海道・東北)99件、東日本(関東甲信・北陸・東海)180件、西日本(近畿・中国・四国・九州)187件、沖縄・奄美11件だった。今年はすべてのエリアでこれらの件数を上回る可能性が高まっており、厳重な警戒を呼びかけている。
同社では、企業向けに気象警報と連動した安否確認機能「ウェザーニュース for business」を提供し、迅速な初動判断や防災対策の強化を支援している。工場やビルの施設管理、花火大会やイルミネーションなどのイベント運営など、さまざまな市場のニーズに対応し、気象災害時における安全確保の徹底をサポートする。

