生徒用タブレット端末導入のネックは費用…現実的な価格は?

 デジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所は11月30日、全国の教員を対象に行った「教員のタブレット端末の授業利用に関するアンケート調査」についての結果を発表した。

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 デジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所は11月30日、全国の教員を対象に行った「教員のタブレット端末の授業利用に関するアンケート調査」についての結果を発表した。調査期間は11月22日〜24日、全国の小中高等学校および大学の教員から100名の回答を得た。

 実際に授業で生徒がタブレット端末を使用する際に想定される機能について必要かどうかをたずねたところ、もっとも支持を集めたのは「生徒の理解度を可視化する機能」で、「とても必要(27%)」と「まあ必要(61%)」合わせて87%に上った。同社によればこの機能とは、「授業内容を理解できた」または「できなかったと」いうような選択ボタンを押すことで、教師にリアルタイムでその状況が報告されるような仕組みとのこと。

 同じく「Webサイトの閲覧機能」については77%と高い支持を得た一方、「チャット機能」については、必要でないが67%に上った。また「インターネットを経由して出欠をとる機能」については、小・中学校の教員では不要という意見が多かったのに対し、大学教員ではメリットととらえる意見が目立った。

 学校へのタブレット端末の導入に際してネックだと思うことについては、「費用」という回答が圧倒的に多く、実際に授業に導入する場合の判断基準としては、2万円未満という価格帯に8割以上の回答が集まった。

 また、導入の規模については「1クラス分(46%)」、「30〜50台(40%)」という意見が主流となる結果となった。
《田崎 恭子》

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