子どもの小学校入学…母親の97.4%が安全・防犯に不安

 小学館の「小学一年生」編集部は12月14日、来年4月に新小学1年生になる子どもの母親(20〜40代)を対象に、子どもの防犯に関する意識についてインターネット調査を実施した結果を発表した。調査期間は11月13日〜17日、有効回答数は500。

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小学一年生子どものための安全防犯大百科
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  • 新小学1年生に関する母親の意識調査
 小学館の「小学一年生」編集部は12月14日、来年4月に新小学1年生になる子どもの母親(20〜40代)を対象に、子どもの防犯に関する意識についてインターネット調査を実施した結果を発表した。調査期間は11月13日〜17日、有効回答数は500。

 子どもの小学校入学にあたり、不安に感じることは何か質問したところ、全体の97.4%が「子どもの安全・防犯」について不安を抱えている実態が明らかになった。その具体的な内容としてみてみると「交通事故」が94.8%、「犯罪や事件に巻き込まれること」が94%、登下校時の安全が89.2%となり、安全や防犯に関することが上位に挙がった。小学生以上の子どもがいる経験ママよりも子どもの小学校入学が今回初めてのママのほうが、子どもの性別では女の子のママのほうがより心配する傾向にあるようだ。また、「いじめ」も87.4%と割と高くなっている。

 子どもの安全面に関する情報を「もっと知りたい(情報が足りない)」と思う母親は80.4%となっており、子どもの防犯に対して不安を抱える一方で、防犯に関する情報が不足しているといった問題意識を持っている傾向も伺える。

 また、警察・自治体・地域社会に期待する“安全・防犯”への対応については、「通学路の危険箇所などの子どもへの指導」(51.6%)、「通学路や遊び場所などの巡回」(51.2%)が半数以上でトップ2に、続いて第3位には「不審者情報などを、すぐに親に知らせてくれるシステム・サービス」(44.4%)がランクインするなど、母親が子どもの通学路での危険を特に不安視し、子どもの危険に関わる情報提供を期待している実態が明らかになった。

 また、今回の調査では、こうした「子どもの防犯・安全」を不安視する母親が多い中、96.2%の母親が小学校入学にあたって防犯ブザーなどの「防犯グッズを持たせたい(すでに持たせている)」と回答している。

 今回の調査結果を受け、「小学一年生」編集長塚原氏は、「子どもたちの安全を守るのは、お母さんや家族だけの責任ではありません。家庭だけでなく、行政も、そして我々メディアも、子どもたちの安全・防犯について責任があります。我々メディアは、安全・防犯に対する情報を求めているご家庭の要望に応える義務があります。正確で素早い情報を提供し、親の不安を解消するとともに子どもの安全スキルを向上させることが、我々の重要な責務であると痛感します」などとコメントしている。
《前田 有香》

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