インフルエンザによる休校、学級・学校閉鎖が一気に17倍に

 厚生労働省は1月26日、1月25日時点のインフルエンザ患者の国内発生について発表した。学級・学年閉鎖、休校となった施設数が急激に増加している。

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 厚生労働省は1月26日、1月25日時点のインフルエンザ患者の国内発生について発表した。学級・学年閉鎖、休校となった施設数が急激に増加している。

 「インフルエンザ様疾患発生報告における施設数の推移(第13報)」によると、今週(1月16日〜22日)は、休校となった施設が98件、学年閉鎖が702件、学級閉鎖が1,821件、合計で2,621件と、前週(1月9日〜15日)の合計151件から約17倍と爆発的に増加している。

 施設の内訳は、保育所50件、幼稚園266件、小学校1,652件、中学校376件、高等学校193件、その他84件。いずれも前週から5倍から20倍超となる急増ぶりを見せている。

 今シーズンの休校等の施設報告数は、第1報(平成22年10月24日〜30日)の13件から徐々に増加し、第8報(平成22年12月12日〜18日)では162件にまで上っていたが、その後学校が冬休みに入りいったんは減少。前週の第12報で151件と再上昇すると、今週は一気に2,500件近く増加し2,621件となった。

 同省が毎週金曜に更新している「インフルエンザ流行レベルマップ」によれば、今年に入りインフルエンザの患者報告数は週毎に倍増しており、学校などにもその影響が急激に現れだしたようだ。
《田崎 恭子》

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