千葉県は2月10日、県内の公立高等学校の全日制・定時制の「前期選抜」などの志願者数を発表した。 千葉県の県立高校では今年度より入試制度が変更となり、「前期選抜」と「後期選抜」に名称を変え、日程がそれまでより10日程遅くなっている。新制度での選抜枠は、普通科で募集定員の30〜60%、専門学科で50〜80%と、旧制度に比べて拡大されている。 発表によると、前期選抜は全日制および定時制の課程のすべての学校・学科で実施され、全日制の課程(131校214学科)の予定人員20,976人に対し、志願者数は38,202人で平均倍率は1.82倍となり、昨年の平均倍率2.31倍より、0.49ポイント下回った。 学科別の志願状況では、普通科が1.93倍(昨年2.36倍)。専門学科のうち、看護が2.11倍(昨年2.60)、理数が1.95倍(昨年2.55倍)、情報が1.95倍(昨年2.15倍)は、普通科を上回る倍率となっている。 志願倍率の高さでは、千葉・普通科の3.56倍、船橋・理数科の3.54倍、東葛飾・普通科の3.37倍、市立千葉・理数科の3.25倍、船橋・普通科の3.04倍が上位となっている。 前期選抜はこの後、2月15日に学力検査、16日に面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査などが行われ、22日に合格発表を予定している。※文中の昨年度の倍率表記は、平成22年度の「特色ある入学者選抜」制度によるもの