俊英館は2月15日、同社が運営する進学塾「俊英館Flex」において、今年4月に新学習指導要領が本格施行されるのに合わせて小学生を対象とした「PISA型学力」養成のための新コースを開講すると発表した。 新コースの名称は「ひらめき★脳育コースi[アイ]」。小学3〜5年生を対象に、4月から俊英館Flexの18校舎で開講する。授業ではiPadを用いた新しい授業スタイルを導入予定で、講師がオリジナルの教材をホワイトボード上にプロジェクターを使って映写しながら進める。解法を教えて覚えさせるのではなく、生徒自身が自発的に考える習慣をつけられるよう、あえて板書しないという。 同社によればこの方法が思考力養成に有効であると従来のコース学習で実証済みであるといい、今回新たにiPadを導入することで、生徒の理解度に合わせて講師が出すヒントをリアルタイムに反映できるため、さらに思考の活性化を図ることができるのだという。 すでに新コースのテスト授業を実施しており、講師が解き方のヒントを与える際、表や図形の中に「思考の手順」を書き込んだり、地図や写真を拡大表示して気づかせるといったiPadならではの授業スタイルは、生徒たちの関心も高く、集中力も高まっていたという。◆ひらめき★脳育コースi [アイ] 概要対象:小学3〜5年生 ※校舎によって対象学年が異なる開講:2011年4月設置校:東京エリア11校舎、埼玉エリア6校舎、千葉エリア1校舎狙い:PISA型学力および思考習慣の養成[本コースで身につく能力]・理系…推理する力、整理する力、比べる力、規則性を発見する力、文章題を解く力、図形イメージ力・文系…表現力、常識力、考える力