【地震】あしなが育英会、未就学児・小中学生にも給付決定

 あしなが育英会は、東北地方太平洋沖地震(東日本大地震)と津波で親を失った0歳から大学院生までに特別一時金を給付することを決定した。

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 あしなが育英会は、東北地方太平洋沖地震(東日本大地震)と津波で親を失った0歳から大学院生までに特別一時金を給付することを決定した。

 すでに高校生から大学院生への給付については「第1次緊急対応措置」として3月14日付けで発表していたが、21日付けの「第2次緊急対応措置」で対象者を未就学児から小中学生に拡大したことを発表した。

 「特別就学一時金(国公立・私立を問わず)」「特別養育一時金」は次のとおり。

<新規>特別就学一時金(小中学生):20万円
<新規>特別養育一時金(未就学児):10万円
<既報>特別就学一時金(高校生):30万円
<既報>特別就学一時金(大学生、専門学校・各種学校生、大学院生):40万円

 特別一時金の対象者は、東日本大地震・津波で保護者が死亡あるいは行方不明または著しい後遺障害を負った人の子どもで、特別養育一時金は2011年4月現在の未就学児、その他は2011年度に対象となる学校に在学している学生・生徒・児童。

 高校生以上については、奨学金制度の特例措置なども14日付けで発表されている。

 あしなが育英会では震災で親を失った子どもへの心のケア活動への取り組みも開始。23日から、神戸・震災遺児らの心のケアに取り組んできた職員を被災地に派遣するという。また、神戸や東京と同様に心の傷を癒す「東北レインボーハウス(虹の家)=仮称=」を建設する必要性もあるとの考えから、その調査も開始するとしている。

 同会では、東日本大地震・津波で親を失った子どもたちへの募金を、ホームページ(クレジットカード)、郵便振替、現金書留で受け付けている。
《田村麻里子》

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