内閣府調査、家族と一緒の食事はコミュニケーションを図れる81.1%

 内閣府では、「食育の現状と意識に関する調査」の結果を公表している。同調査は、食育に対する国民の意識を把握し、今後の食育推進施策の参考とすることを目的とするもの。

生活・健康
食育の周知度
  • 食育の周知度
  • 食育への関心度
  • 朝食頻度
  • 朝食摂取の利点
  • 夕食の共食頻度
  • 共食に伴う利点
 内閣府では、「食育の現状と意識に関する調査」の結果を公表している。

 同調査は、食育に対する国民の意識を把握し、今後の食育推進施策の参考とすることを目的に、全国の20歳以上の男女3,000人を抽出し平成22年12月に調査を実施、1,853人の有効回答を得た。

 食育の周知度については、「言葉も意味も知っていた」という回答が44.0%、「言葉は知っていたが、意味は知らなかった」が30.1%で、「食育」という言葉の認知度は74.0%となり、前年の調査の75.8%から1.8ポイント下降した。食育への関心については、「ある」「どちらかといえばある」が70.5%(前年71.7%)となっている。

 朝食の習慣については、「ほとんど毎日食べる」という回答が85.3%となり、その利点としては「生活のリズムがとれる」という回答が74.1%ともっとも多く、次いで「体調が良い」(55.0%)、「朝、排便がある」(40.5%)、「家族とのコミュニケーションがとれる」(30.5%)という回答が上位にあがった。

 家族と同居している人を対象に、朝食を一緒にとる習慣について訊いたところ、「ほとんど毎日一緒に食べる」という回答が50.1%と半数に達した一方、「ほとんど食べない」という回答も25.5%に上った。また夕食については「ほとんど毎日一緒に食べる」が56.5%、「週に4〜5日」(9.5%)、「週に2〜3日」(18.3%)、「週に1日」(6.9%)、「ほとんど食べない」(8.8%)という結果になった。

 家族と一緒に食事をとる利点については、「家族とのコミュニケーションを図ることができる」という回答が81.1%ともっとも多く、次いで「楽しく食べることができる」が66.2%、「規則正しい時間に食べることができる」が35.4%、「栄養バランスの良い食事を食べることができる」が34.0%となっている。

 なお、内閣府の同調査のホームページでは、それぞれの設問に対する地域別・世代別、食育への関心度別などの詳細な集計データを閲覧することができる。
《田崎 恭子》

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