お台場・日本科学未来館6/11に再開決定

 日本科学未来館は5月16日、東日本大震災の影響により臨時休館としていた同館の営業を、6月11日より再開する。企画展「メイキング・オブ・東京スカイツリー」を同日から開催する。

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日本科学未来館
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  • Geo-Cosmos CGイメージ
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 日本科学未来館は5月16日、東日本大震災の影響により臨時休館としていた同館の営業を、6月11日より再開すると発表した。

 同館は、先端科学技術への理解を深めるための拠点として平成13年7月に開館、今年で10周年を迎える。3月11日の震災の発生により館内の展示や設備に大きな破損が生じたことで、それ以来休館が続いており、6月の営業再開を目指し、専門家との共同でより高い安全性の確保へ向けた復旧工事が行われていた。

 6月11日の開館に合わせ、昨年10月より休止していたシンボル展示「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」を公開。次世代発光デバイスとして注目の有機ELパネルを使った直径約6メートルの「地球ディスプレイ」を中心に、「Geo-Scope(ジオ・スコープ)」、「Geo-Palette(ジオ・パレット)」の3つのツールで、人間と地球との「つながり」を考えていくプロジェクトが展開される。

 また再開日から10月2日まで、同館1階の展示ゾーンaでは、企画展「メイキング・オブ・東京スカイツリー」を開催予定。世界一の高さを誇る自立式電波塔である東京スカイツリーの建設を可能にした先端科学技術について、施工現場で使われた実機や設計図などの展示を通じて紹介する。

 さらに3階の常設展示フロアでは、サイエンス・ミニトーク特別編「あなたならどうする?—大震災に考える」を8月末まで開催する。東日本大震災以降関心が高まりつつある自然災害やエネルギー問題。同イベントでは、放射線や節電、災害時の通信手段などをテーマに、科学コミュニケーターと一緒に考えていくという。また震災により一部が崩落した同館エントランス部分の吹き抜け天井を、復旧に際し作り替えた新発想の「膜天井」についても解説する。

◆日本科学未来館
開館日:6月11日(土)
営業時間:10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:毎週火曜日(祝日、春・夏・冬休み期間は開館)、2011年12月28日〜1月1日
入館料:大人600円、18歳以下200円 ※企画展は別料金

◆企画展「メイキング・オブ・東京スカイツリー—ようこそ、天空の建設現場へ—」
会期:6月11日(土)〜10月2日(日)
場所:1階企画展示ゾーンa
料金:大人1,300円、18歳以下500円
《田崎 恭子》

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