おこづかいの月平均額中学生2,502円・高校生5,305円

 知るぽると(金融広報中央委員会)は、「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)」平成22年度調査の結果をホームページに公開した。

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小学生のおこづかいのもらい方
  • 小学生のおこづかいのもらい方
  • 中学生の1ヶ月のおこづかい額
  • 高校生の1ヶ月のおこづかい額
  • アルバイトについて(中学生・高校生)
  • お金についての意識(小学生高学年)
  • お金についての意識(中学生)
  • お金についての意識(高校生)
  • 金融経済の知識 正答率が高かったもの
 知るぽると(金融広報中央委員会)は、「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)」平成22年度調査の結果をホームページに公開した。

 同調査は、学校における金融教育の支援活動の参考とするため、子どものお金にまつわる日常生活やお金に関する意識・行動、金融経済に関する基本的な知識などを調べたもの。調査協力校は376校(小学校123校・中学校128校・高等学校125校)、サンプル数合計は68,773名。調査期間は平成22年12月〜平成23年3月、調査票を対象校へ郵送して実施。

 小学生のおこづかいのもらい方は、低学年では「ときどきもらっている(58.5%)」、中学年では「ときどき(43.9%)」「月に1回(34.3%)」、高学年では「月に1回(52.2%)」「ときどき(30.6%)」となっている。「ときどきもらう」場合の金額でもっとも多いのは、低学年と中学年は100円、高学年は1,000円となっている。中学生の1ヶ月のおこづかい額の平均は2,502円、高校生の平均額は5,305円となっている。

 自分の貯蓄の有無については、「ある」との回答が小学校中学年で45.4%、高学年で46.8%、中学生で43.5%、高校生で52.6%だった。「あるようだが、家の人がやっているのでよくわからない」との回答は、中学生で34.8%、高校生で27.8%となっている。

 中学生と高校生の携帯電話の利用料と自分で支払っている額について、毎月の利用料「5,000円〜10,000円未満」が中学生で25.0%、高校生で54.2%となっている。また、利用料のうち、自分で支払っている金額「2,000円未満」と答えたのが、中学生の33.6%、高校生の40.4%となっている。

 電子マネーほかの利用状況をみると、中学生では「図書カード(68.3%)」「ポイント(54.6%)」「テレホンカード(43.3%)」、高校生では「ポイント(59.8%)」「図書カード(54.7%)」「電子マネー(32.1%)」の順になっている。

 アルバイトについては、中学生では「すぐにでもしてみたい(26.3%)」「高校生になったらしてみたい(38.1%)」、高校生では「アルバイトをしてみたいが、したことはない(36.1%)」「自分で使うお金のためにアルバイトをしたことがある(21.6%)」となっている。

 お金についての意識で、「たくさん貯めたい」と回答したのは小学校低学年で72.5%、中学年・高学年でそれぞれ82.9%、84.2%、中学生では89.1%、高校生では92.3%となっている。

 「お金よりも大事なものがある」と回答したのは、小学校低学年で64.6%、中学年で82.1%、高学年で86.6%、中学生では80.0%、高校生では74.8%。また「お金はコツコツと働いて貯めるものである」と答えたのは中学生で82.2%、高校生で76.7%となっている。

 金融経済の知識に関しての質問では、「図書カード」「レンタルCDの延滞金」「欠陥商品の交換や返品」「消費税」など日常の生活で身近なものは正答率が高かった一方、「利子の理解」「物価と金利」「契約の成立」「インフレ・デフレ」などは正答率が2割台から4割台と低かったという。金融経済の知識に関する設問の正答数が高かった子どもについては、とくに「社会のこと」について家の人とよく話をする割合も高くなっていることがわかる。
《前田 有香》

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