ワオ・コーポレーションは10月3日、東日本大震災で被災した子どもたちに向け、「ワオ!のオンライン家庭教師」のシステムを活用した教育支援事業を実施すると発表した。 支援事業は、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンおよび学生ボランティア団体Youth for 3.11との協働により、岩手県と宮城県で実施される。ワオ・コーポレーションの渋谷指導センターと被災地とを携帯電話回線で結び、パソコン・デジタルペン・専用ノートを使って、ボランティア学生が被災地の子どもたちに1対1の個別指導を行う「オンライン学習プログラム」として提供されるという。 同社では今年8月に、岩手県陸前高田市と宮城県名取市において「夏休み学習サポートプログラム」として同様のシステムを試験的に実施しており、参加した子どもたちの好評を得たという。このことから10月からも継続して学習支援を行うに至ったという。 オンライン学習プログラムの実施期間は、10月5日より来年2月末を予定。小学5年生から中学3年生を対象に、毎週水曜と金曜の週2日の予定で、陸前高田市で先行スタートするという(宮城県での実施場所、日程については現在調整中)。 講師は、Youth for 3.11より募集するボランティアが担当。そのほかに月1回程度、ワオ・コーポレーションの職員が学習上の課題・悩み相談などに応じる学習相談会を実施するという。 なお同社では、福島県の子どもたちを対象に、大学受験映像講座の無料配信する支援事業についても準備中だという。
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