日本公文教育研究会は5月11日、同会が運営する子育て・絵本をテーマにしたコミュニティサイト「ミーテ」において実施した「Thanks Mother!ママってすてき」アンケートの結果を公開した。 同調査は、全国のミーテ会員を対象に、自分の幼少期の「母の日」の思い出や、母親になった時の気持ち、母親の愛を伝えることができる絵本などについてWebアンケートを実施。調査時期は4月17日〜23日、回答数は429件。 幼少期に「母の日」のプレゼントを贈った経験がある人は95.8%で、プレゼントの内容は「花(カーネーション)」「絵や手紙」などのほか、「衣類」「食べ物」が挙げられている。その時のエピソードとして「小さい頃父と一緒に花束を贈った時に、母が涙を流して喜んでくれた」「兄弟でお金を出しあってはじめてプレゼントしたカーネーションを、母が大切にして次の年も咲かせていた」という思い出も寄せられている。 母親になって子どもから母の日のプレゼントをもらったことがあるのは約3割。もらった内容は「絵や手紙」「花」「食べ物」「日用品」などとなっている。贈り物をもらった感想としては、「数日前から、部屋に隠れて折り紙で制作してくれていました。子どもが作ってくれたモノやその時の気持ちは、どんな高価なものよりも大切な宝物になりました」「ママの似顔絵を書いたよとくれたり、仕事してるから疲れているだろうと小さな手でマッサージしてくれました。子どもの優しさが嬉しくて涙が出てしまいました」など母親ならではの嬉しさを体験したエピソードが寄せられている。 母親になったと初めて実感したのは「妊娠が分かったとき」(29.6%)、「胎動を感じた時」(18.2%)、「出産直後」(25.6%)などとなっており、85.3%の人が母親になって自分が変わったなと思うことがあると回答。さらに96.3%の人が母親になって「良かった」「幸せだ」と実感している。 母親の愛情を子どもに伝えられる絵本を聞いた結果は、1位が「「ちょっとだけ」(瀧村有子、鈴木永子/福音館書店・17名)、2位は「ちいさなあなたへ」(アリスン・マギー/主婦の友社・12名)、3位は「ママだいすき」(まど・みちお、ましませつこ/こぐま社・8名)となった。ミーテではこれらを含め、会員がおすすめする「ママが出てくる絵本」「ママの愛情を子どもに伝えられる絵本」50冊を紹介している。