H24大卒者の就職率93.6%…半年間の伸び幅では過去最高を記録

 厚生労働省は5月15日、平成24年3月に大学を卒業した学生の就職状況などを文部科学省と共同で調査し、平成24年4月1日現在の状況を取りまとめて発表した。大学卒業者の就職率は93.6%(前年同期比2.6ポイント増)となった。

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大学、短期大学及び高等専門学校の状況
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 厚生労働省は5月15日、平成24年3月に大学を卒業した学生の就職状況などを文部科学省と共同で調査し、平成24年4月1日現在の状況を取りまとめて発表した。

 同調査は、年4回(10月1日、12月1日、2月1日、4月1日)実施し、翌月に発表しているもの。調査の対象は、全国の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校の中から抽出した112校(国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校)の6,250人。それぞれの学校で調査対象学生を抽出した後、電話・面接等により、性別、就職希望の有無、就職状況などについて調査した。

 公開された資料によると、大学、短期大学、高等専門学校全体の就職率(就職希望者に占める就職者の割合)は、93.6%となり、前年同期より2.9ポイントの増加となっている。

 学校種別の就職率では、大学全体が93.6%(前年同期比2.6ポイント増)で、昨年10月1日時点からの伸び幅は、調査開始以来最高の33.7ポイント増となったという。

 大学の設置者別では、国公立大が95.4%(前年同期比1.9ポイント増)、私立大が92.9%(同2.8ポイント増)、大学の男女別では、男子が94.5%(同3.4ポイント増)、女子が92.6%(同1.7ポイント増)、文理別では、文系が93.3%(同2.8ポイント増)、理系が94.6%(同1.5ポイント増)となった。

 その他、短期大学(女子学生のみ)の就職率は89.5%(同5.4ポイント増)、高等専門学校(男子学生のみ)は100%(同1.3ポイント増)、専修学校(専門課程)は93.2%(同7.0ポイント増)と、いずれも前年度調査よりも上昇している。

 なお、同日発表された平成23年度「高校・中学新卒者の就職内定状況等」取りまとめ資料によると、高校新卒者の就職内定率は96.7%(前年同期比1.5ポイント増)となっている。
《田崎 恭子》

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