スマホで大学受験対策…iPhone/Android対応ドリルが学び放題

 エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ、日教販、ブックモールジャパンが提供する「大学受験倶楽部」で6月4日、スマートフォンでドリルが定額学び放題となる「ザ・ドリル」の提供が開始された。

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「ザ・ドリル」画面イメージ
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 エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ(NTTLS)、日教販、ブックモールジャパンが提供する「大学受験倶楽部」で6月4日、スマートフォンでドリルが定額学び放題となる「ザ・ドリル」の提供が開始された。

 河合出版、語学春秋社、実教出版、清水書院、駿台文庫、Z会、文英堂などの問題集がiPhone/Androidスマホ向けにドリル化され、月額980円で提供される。サービス開始時には、Z会「速読英単語 入門編/必修編/上級編」、駿台文庫の「システム英単語」、河合出版の「マーク式基礎問題集」シリーズ、文英堂の「試験に強い!要点ハンドブック」シリーズなど33タイトルがラインアップ。6月末までに約40タイトル、今秋までに約60タイトルに拡充する予定という。さらに、「ムービー機能」の提供も計画されている。

 プランは月980円の「ザ・ドリル学び放題月額プラン」のほかに、月500円の「Z会パック」「河合出版パック」、月300円の「英単語パック」が用意されている。9月末まではスタートキャンペーンとして、「ザ・ドリル学び放題月額プラン」が月700円の特別価格で提供されるほか、700円で90日学び放題、3,980円で365日学び放題のキャンペーン商品が提供される。なお、「ザ・ドリル学び放題月額プラン」は9月末までに申し込めば、継続的に月700円で利用できる。

 Benesse教育研究開発センターによると、高校生の平均通学時間は1日85分で、その半分を学習時間にあてることで1日に約40分、高校3年間で約415時間の学習時間が確保できるという。「ザ・ドリル」の特長は、このスキマ時間で効率よく学習できることとされている。

 また「ザ・ドリル」は、正解・不正解、自己判定の完璧・不安などの学習履歴をクラウドに蓄積でき、苦手な問題を効率よく繰り返し学習することが容易で、苦手分野の克服にも効果を発揮するという。

 サービス開始時には、英語(単語・熟語、構文・文法、英作文)、国語(現代文、古文)、理科(物理、化学、生物)、社会(日本史、世界社、地理、現代社会、倫理・政経)に対応している。タブレット端末およびパソコンには9月に対応する予定だ。

 スマートフォンやタブレットPCなど手軽に利用できるデジタル機器の普及は、子ども達の学習スタイルにも変化をもたらしている。特に高校生へのスマートフォンの普及は進んでおり、予備校が映像授業を配信するサービスも始まっている。携帯電話やスマートフォンの持ち込みを許可する学校も多いことから、大学受験対策でのスマホ活用は今後拡大していくのではないだろうか。
《田村麻里子》

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