愛媛の大学生、収入は減少するも将来に備え貯蓄は増加

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収入項目別の学生割合
  • 収入項目別の学生割合
  • 1年前と比べた収入総額の増減
  • 毎月の平均支出額
  • 毎月貯蓄する学生の割合
  • 毎月の平均貯蓄額
  • 現在の貯蓄額
  • 貯蓄の目的
  • 1年前と比べた支出総額の増減
 愛媛県松山市に本店を置く伊予銀行のグループ会社「いよぎん地域経済研究センター」は6月19日、愛媛県内の大学生を対象に行った暮らしぶりについてのアンケート調査の結果を公開した。

 同調査は、大学生の暮らしぶりを把握することを目的に、今年4月に県内の大学生(愛媛大学法文学部「地域政策論」、松山大学経営学部「地域産業論」「ミクロ経済学I」の受講生)371名を対象にアンケートを実施したもの。回答者の男女比は、男性57.7%・女性41.8%。

 収入総額の平均は、自宅生が6.8万円、自宅外生が11.0万円となり、自宅外生の収入総額は2009年の調査以来最低となった。

 収入項目別の学生の割合をみると、「親から仕送りをしてもらう」という自宅外生は前回調査より15.2ポイントと大幅に減少し、67.0%となった。一方で、「奨学金をもらっている」という自宅外生は9.5ポイント増加し、57.0%となっており、自宅外生の収入における仕送りのウエイトが奨学金へとシフトしつつあるとしている。

 月間の支出状況をみると、全体では、支出総額(貯蓄を除く)の平均額は7.6万円。自宅生が5.1万円、自宅外生が9.6万円となった。

 また、「毎月貯蓄している」という学生は、自宅生が67.1%(前回調査より11.2ポイント減)となった。一方、自宅外生は58.0%(同1.2ポイント増)となった。

 毎月の平均貯蓄額をみると、自宅生1.7万円(前回1.6万円)、自宅外生1.4万円(同1.0万円)とどちらも増加している。とくに、自宅外生は収入総額が減少しているにもかかわらず、毎月の平均貯蓄額は前回調査よりも増加していることから、消費よりも貯蓄に重点を移す傾向が見られた。

 貯蓄残高では、「10~30万円未満」という回答が25.9%でもっとも多かった。また、貯蓄の目的でもっとも多かったのは、「将来への備え」で39.5%となり、具体的な使い道が決まっている訳ではなく、将来の出費に備えて貯蓄している様子がうかがえるとしている。

 今後の支出意向では、「減らしたい」との回答が35.2%となり、「増やしたい」の15.7%を上回り、支出抑制意向が強い。一方で、学習費やファッション費は「増やしたい」とする割合が多くなっており、自分への投資になるような消費には前向きな意欲も窺えた。

 同社では、今回のアンケート結果について、前年度の調査時と大きな変化は見られなかったとし、貯蓄を心がける学生は多いものの、消費意欲が低いわけではなく、限られた収入のなかで、将来を見据えて堅実に行動する学生が多いようだと分析している。
《前田 有香》

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