【中学受験2013】夏休みの過ごし方 6/10…やる気にさせる声かけ

 「塾のソムリエ」として活躍する、中学受験に詳しい西村則康氏に、「子どもをやる気にさせる声かけ」について聞いた。

教育・受験 受験
西村則康氏
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 「塾のソムリエ」として活躍する、中学受験に詳しい西村則康氏に、「子どもをやる気にさせる声かけ」について聞いた。

◆笑顔が一番

 どんなに忙しくても、精神的なゆとりを失わないように気をつけましょう。そのために一番大事なのはお母さんの笑顔です。子どもにかける言葉に怒りが含まれていませんか? 一度振り返ってみてほしいと思います。

◆よい声かけは、快感を予想させる

 「○○をしなさい」という声かけは、子どもの義務感に訴える言葉です。こういう言葉をいくらかけても子どもは動きません。

 子どもがやる気になる声かけとは、「それができたら楽しいだろうな」と、将来の快感を予想させるような声かけです。

 たとえば、字が乱雑な子に「もっときれいに書きなさい」と言うよりも、「字の大きさを揃えるだけで、あなたは次のテストでこの問題に正解できそうね。そうなったら気持ちいいでしょう?」と言ったほうが、ずっと効果的なはずです。

 「○○しないと××になるわよ」という言い方をするお母さんも多いと思いますが、それは、将来の不快を予感させる言い方で、逆効果です。

 子どもはたいてい、「自分はすごく頑張っている」と思っているものです。ですから、まずそれを認めて、ねぎらったり、すごいねえと褒めてあげる。そうするだけで子どもの表情は生き生きと変わってくるのです。
《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

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