東京都教育委員会は7月5日、2012年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」を実施した。調査対象は、都内公立小学校5年生(全数)1,304校93,297名と、都内公立中学校2年生(全数)631校77,416名。 都教育委員会は、「2020年の東京への実行プログラム2012」で打ち出しているとおり、東京都の公立小中学校における児童・生徒の学力の状況を把握するために実施した。これらの結果をもとに、今後の教育行政施策に生かすという。 調査内容について、小学校は、国語・社会・算数・理科の4教科をそれぞれ40分実施し、中学校は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科をそれぞれ45分実施した。これに加え、児童・生徒の意識や生活状況を問う「児童・生徒質問紙調査」と、学校の指導方法を問う「学校質問紙調査」を行った。 児童・生徒質問紙調査には、教科の理解度や好き嫌いを5段階で評価する項目や、読書時間、朝食を食べたかどうかを問う項目などが盛り込まれている。 調査票の内容や各教科の問題と回答は、都教育委員会のWebサイトで公開されている。