オンライン教育ベンチャーのedXは、コンピュータによる試験・認定サービスを提供するピアソンVUE社と提携。監督者を配置した修了試験を受けさせるサービスを学習参加者に提供することで合意した。 edXは、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)を創設母体とする非営利事業体。両大学の学的カバー領域を反映したオンライン学科コースを提供するほか、学生たちの学習の実態調査・研究などを行っている。 一方、ピアソンVUEは、コンピュータを主体とする能力試験事業における世界的大手。顔写真登録、指紋電子記録認証などを導入し、替え玉受験やなりすましなどの不正を完全排除。大学院試験や医療従事者免許試験、各種職業試験などを幅広く提供している。 今回の提携により、edXの受講者は110か国以上に所在する450か所余りのピアソンVUE試験センターで修了試験を受けることが可能となる。edXは今秋より、従来のオンラインによる修了試験に加え、ピアソンVUE試験センターで、監督者を配置した修了試験をオプションとして受験者に提供する。