大阪府教育委員会は10月27日、大阪府内15校のスーパーサイエンスハイスクール関係校を中心とした府内の公立高校生徒による、科学に関する研究発表会を実施する。午前の部は大阪府立大学Uホールで10校が発表し、午後の部は大阪府立天王寺高校で16校が発表する。 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは、高校での先進的な理数教育を実施するとともに、大学との共同研究や国際性を育むための取組みを推進するために、文部科学省によって指定され支援される理数重点校。2002年度から実施され、現在全国で計178校が指定されている。 今回は「大阪サイエンスデイ」として、大阪府内のSSH14校とSSH経験校1校が一堂に会して科学に関する研究をもちより、プレゼンテーションやポスターセッションによる発表会を実施する。 午前の部では、京都大学総長松本紘氏によるサイエンスに関する基調講演と、SSH関係校による生徒研究発表会。午後の部では、府内の府立・国立・市立高校の生徒が各校で取り組む理科(物理、化学、生物、地学)や数学、情報分野の研究を、オーラルセッションやポスターセッション形式で成果を発表する。◆2012年度大阪府生徒研究発表会(大阪サイエンスデイ)日時:10月27日(土)9:30~12:30、14:00~16:30会場:午前の部 大阪府立大学Uホール(大阪府堺市中区学園町1‐1)午後の部 大阪府立天王寺高等学校(大阪府大阪市阿倍野区三明町2‐4‐23)入場料:午前の部、午後の部ともに無料申込方法:午前の部は、中学生・高校生、保護者のEメールでの事前申込みによる参加が可能(10月24日締切)※定員になり次第締切午後の部は、事前申込みなしで参加可能内容:午前の部1.基調講演「サイエンスについて―未来の科学者よ、はばたけ世界へ」京都大学総長松本紘氏2.大阪府スーパーサイエンスハイスクールによる生徒研究発表(発表順未定)大阪府立天王寺高等学校「マイコン制御によるダンスロボット製作」大阪府立住吉高等学校「ダイコンの食害に対する応答反応」大阪府立大手前高等学校「納豆菌について」大阪府立高津高等学校「簡易蛍光光度計によるクロロフィルa濃度の測定」大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎「石取りゲームの必勝法」大阪府立生野高等学校「バドミントンラケットのスイートスポット」大阪府立千里高等学校「東北地方太平洋沖地震後の東北太平洋海域の海水面温度の変化」大阪市立東高等学校「空き缶スターリングエンジンの研究」大阪府立園芸高等学校「天然酵母パンの製造過程で分離した酵母の製パン能力および分類」大阪府立北野高等学校(SSH指定経験校)「A study of seeing and hearing」※同時間帯に「科学の甲子園大阪大会」を府立天王寺高等学校体育館にて実施予定午後の部1.オーラルセッション 14:00~15:302.ポスターセッション 15:30~16:30<発表校>大阪府立生野高等学校大阪府立園芸高等学校大阪府立大手前高等学校大阪府立春日丘高等学校大阪府立岸和田高等学校大阪府立四條畷高等学校大阪府立泉北高等学校大阪府立千里高等学校大阪府立高津高等学校大阪府立住吉高等学校大阪府立天王寺高等学校大阪府立豊中高等学校大阪府立三国丘高等学校大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎大阪市立咲くやこの花高等学校大阪市立東高等学校