英語学習サービス「iKnow!」を運営するセレゴ・ジャパンは2月21日、国立2次・私立入試の英語テスト対策を目的に「iKnow!」ユーザーの学習データを分析し、「国立2次・私立入試 間違いやすい英単語・熟語ランキング」を発表した。 同調査は、2011年3月1日~2013年1月末に「国公立2次・私立大入試対策Step1~Step8」を学習した860人の学習データを元に分析したもの。 間違いやすい英単語・熟語ランキングを品詞別にみると、上位20位中12語が熟語(動詞句)であり、単語よりも熟語(動詞句)が間違えやすい傾向にある。例えば、1位の「pull off ~を成し遂げる、成功する」や2位の「pass up (機会など)を見送る、逃す」といった、簡単な基本単語(動詞)+前置詞の組み合わせで単語からは連想しにくい意味になる熟語が多数ランクインした。 2次試験直前の短期対策として、スペルが長く難しい意味の単語や、特定専門分野の単語(例:contingency, fluctuation)などを一夜漬けするよりも、「put off」「pull off」のような基本動詞と前置詞の組み合わさることで連想しにくい意味に変化する熟語を復習するほうが、暗記効率的にも有効という。 なお、同社のホームページには、100位までの間違いやすい英単語・熟語ランキングが掲載されている。◆国立2次・私立入試 間違いやすい英単語・熟語ランキング(トップ20)1位 pull off ~を成し遂げる、成功する2位 pass up (機会など)を見送る、逃す3位 push for ~を得ようと努める4位 work out (方法、規則など)を練る、~を解決する5位 prevail 広がる6位 resent ひどく嫌がる7位 wipe out ~を使い尽くす8位 distinction 名声、栄誉9位 obscure 世に知られていない、不明瞭な10位 attribute 特徴11位 adhere to ~に従う、~を忠実に守る12位 draw up (計画など)を練る13位 sort out ~を処理する、解決する14位 cut back on ~を削減する15位 indigenous その土地固有の、原産の16位 arbitrary 任意の、独断的な17位 conform to ~に従う、一致する18位 straighten out ~を解決する19位 attend to ~の世話をする、~に対応する20位 impair 損なう、弱める