【インターン生に聞く】タイからの大学院留学生、ニュースサイトで6か月勤務

 同じ企業でインターンシップを行っても、業務内容によって得る経験も異なる。今回は、リセマムを運営するイードのメディア事業本部にインターン生として勤務したルンカモンパン・ピンムック(Rungkamonphan Pimmook)さんにインターンシップの経験について聞いた。

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ルンカモンパン・ピンムックさん
  • ルンカモンパン・ピンムックさん
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  • ルンカモンパン・ピンムックさん
  • インタビュー取材の様子
  • インタビュー取材の様子
 同じ企業でインターンシップを行っても、業務内容によって得る経験も異なる。今回は、リセマムを運営するイードのメディア事業本部にインターン生として勤務したルンカモンパン・ピンムック(Rungkamonphan Pimmook)さんにインターンシップの経験について聞いた。

◆インターンシッププログラムは就職する前の私にとって魅力的だった

--インターンシップに参加しようと思った理由を聞かせてください。

ピンムックさん:インターンシップに参加したのは、学校では得ることのできない経験ができるということと、学校で勉強したことを実践できるという2つのメリットが理由でした。実際に就職する前のよい体験になるとも考えました。

--インターン先にイードを選んだ理由を教えてください。

ピンムックさん:私は、タイからの留学生としてグロービス経営大学院でMBAを専攻していました。グロービスが出資していることもあり学校にイードを紹介してもらったことがきっかけで、イードでインターン行うことにしました。当初は、興味をもっていたマーケティングリサーチ部でのインターンという話でしたが、自動車関連のニュースを専門に扱うレスポンスというニュースメディアが新たに「海外進出支援プロジェクト」を展開するということでしたので、こちらの事業を手伝わせていただくことになりました。

--インターンプログラムに参加するに当たり期待していたこと、不安に思っていたことなどはありましたか。

ピンムックさん:インターンプログラムは、人に仕事を教えてもらって勉強するもとだという先入観はありました。分からないことがあれば、自然と誰かが教えてくれると甘く考えていたところもあったと思います。

 実際は、社員の方々と一緒に会議に出席し、私の意見が求められることも多く、インターン・社員関係なく一緒に仕事をするという環境でした。経験不足だったため、「余計なことを言ってしまうかもしれない」という不安はもちろんありました。

--当初思い描いていたインターンシップよりも多くを求められたようですが、どのように対応しましたか。

ピンムックさん:「変なことをしたらどうしよう」という不安はありましたが、インターン生は失敗しても許してもらえる、何かあったら社員の方々がサポートしてくれるという環境だったので、難しいことにもどんどんチャレンジすることができました。

◆企画の立案やファッションニュースサイトの取材などを体験

--実際にインターンプログラムで体験した業務とはどのようなことでしたか。

ピンムックさん:レスポンスというニュースサイトの海外進出支援プロジェクトに関わる仕事が主でした。企業が海外に進出する上での「海外視察ツアー」の企画にも参加しました。

 そのほか、私の得意分野であるファッションに関するインタビュー取材に同行させていただいたこともあります。ファッションヘッドラインというメディアの取材だったのですが、得意分野とはいえ日本語力の問題を含め大変なこともありました。

 自動車業界での初めての体験、得意分野のファッション業界でも初めてのインタビュー取材と、非常に勉強になり、自分の世界も広がったと感じています。すべてが思い通りにいったわけではありませんが、苦労があったからこその成長であり、日本でインターンができたことは私にとって本当に貴重な体験だと思っています。

--インターンシップを経験してよかったなと感じる部分、そうでもなかったなと感じる部分を教えてください。

ピンムックさん:インターンシップの体験を通してマイナスになったことはありません。就職する前にこのような体験ができるのは有利だと思いますし、苦手だと思っていたことも実際に体験してみると楽しめたりと、新しい発見も多かったです。自分の日々の成長を感じることができました。

 インターンを楽しく過ごせるかどうかは、気持ちのもちようだと思います。思い通りにいかず辛いと思う時、失敗しても諦めず乗り越えようとしている自分がいることが成長の証拠だと感じています。

--学校の後輩の方々にインターンを勧めたいと思いますか。

ピンムックさん:絶対に勧めたいと思います。

--今後の進路はきまっていますか。

ピンムックさん:4月に帰国して、タイで就職する予定です。大手化粧品会社のマーケティングとPRを目指していますが、同時に自分の化粧品ブランドもタイで立ち上げたいと思っています。

 昨年の12月から友人とともに化粧品の代理店を立ち上げ、今のところ順調に進んでいますので、今後も夢に向かって挑戦したいと思っています。
《湯浅大資》

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