愛知県公立高校入試の改善…2校受検制度の継続など

 愛知県公立高等学校入学者選抜制度の改善に関する検討会議が、5月24日に開催され、推薦入試を一般入試の日程の中に取り込むことや一般入試において2校受検できる制度の継続などについて方針が明らかになった。

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 愛知県公立高等学校入学者選抜制度の改善に関する検討会議が、5月24日に開催され、推薦入試を一般入試の日程の中に取り込むことや一般入試において2校受検できる制度の継続などについて方針が明らかになった。

 愛知県では、平成元年度に複合選抜制度を開始し、必要な改善を加えながら25年間継続してきた。群・グループ分けや推薦入試のあり方などの課題が明らかになってきており、平成24年9月に入学者選抜制度の改善に関する検討会議を設置。9回の検討会議と6回のワーキンググループを開催して、改善案について検討を重ねているという。

 一般入試について、現行の2校受検できる制度は、生徒が体調不良になった場合にも挽回の機会があるなど利点が大きく、維持していく。また、普通科の学区は、現行のとおり尾張、三河の2学区とする。

 推薦入学について、これまで別日程で実施してきたが、一般入学の日程の中に取り込み、「推薦枠」の選抜として、全校・全学科で実施する。これにより、入学者選抜全体の日程を現行よりも短縮し、合格者発表を早めることができる。

 推薦枠、面接方法、特定教科の比重を高めることなどの制度の詳細については、今後、入学者選抜方法協議会議で具体的な方策を検討するという。
《工藤めぐみ》

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