読売新聞主催の「第57回日本学生科学賞」にて中学・高校生の作品を募集する。国内でも伝統と権威のある公募コンクールで、高校生の優秀作品はアメリカ「国際学生科学技術フェア」にも出品される。 同コンクールは、戦後日本の復興期に科学教育の振興を願い、未来の優秀な科学者を生み出すため「国際地球観測年」の1957年に創設。5月には世界の高校生らが参加する「国際学生科学技術フェア」で、代表派遣された作品が地球惑星科学部門で最優秀賞を受賞した。 募集するのは「物理」「化学」「生物」「地学」「広領域」「情報技術」の6分野。身の回りの小さな疑問や不思議の解明、教科書に書かれている学説に対する疑問の解決などについて、個人もしくは同じ学校の生徒が共同で行った実験・研究・調査などの作品となっている。学校の課題研究の発表も歓迎だという。 9月から11月に地方審査が行われ、中央予備審査に進む都道府県ごとの代表作品を選定。その後、中央予備審査が行われ、12月22日(日)、23日(日・祝)に中央最終審査が日本科学未来館で開催される。 応募方法は、ホームページまたは応募要項冊子内の出品票に必要事項を記入し、作品に添付して郵送となる。「情報技術」分野の作品は地方審査がないため応募方法が異なり、8月頃にアップされる「情報技術用応募フォーム」からの登録が必要。作品送付先、受付期間などの詳細は、ホームページ掲載の都道府県問合せ先や読売新聞の各地域版から確認できる。◆第57回 日本学生科学賞日時:12月22日(日)、23日(日・祝)※中央最終審査会場:日本科学未来館対象:中学・高校の生徒(国・公・私立は不問)、高等専門学校は3年生まで募集分野:「物理」「化学」「生物」「地学」「広領域」「情報技術」※「広領域」は他のいずれにもあてはまらない、または複数の分野にわたる作品応募方法:ホームページまたは応募要項冊子内の出品票に必要事項を記入し、作品に添付して郵送。「情報技術」分野は、8月頃ホームページにアップされる「情報技術用応募フォーム」からの登録が必要。詳しくは同コンクールのホームページを参照。