2014年度新卒、4割超の企業が採用活動を終了…内定辞退者は増加傾向に

 ディスコは、2014年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査を実施し、その結果を発表した。調査は、7月23日から31日の9日間、全国の主要企業8,747社を対象にインターネットアンケートを実施し、1,221社から回答を得た。

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採用選考の終了状況
  • 採用選考の終了状況
  • 内定辞退者の増減
  • 採用状況の満足度
  • 2015年度の採用人数見込み
 ディスコは、2014年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査を実施し、その結果を発表した。調査は、7月23日から31日の9日間、全国の主要企業8,747社を対象にインターネットアンケートを実施し、1,221社から回答を得た。

 調査結果によると、2014年3月卒業予定者の採用選考を「終了した」企業は41.0%。5月の前回調査(5月21日~29日)の18.4%から22.6ポイント増加しており、この2か月で採用活動が大きく進展したことが分かる。従業員規模が大きくなるほど終了率は上がり、1,000人以上の大手企業では49.3%と半数に迫る。

 また、採用予定数に対する内定者の割合「充足率」は76%。5月下旬時点での48%から、6月以降に選考、内定出しを精力的に行った様子がうかがえる。

 内定辞退者数の前年度比較では、「かなり増えた」8.4%、「やや増えた」20.6%と、合計して29.0%が増えたと回答したのに対し、「かなり減った」9.9%、「やや減った」12.9%の合計は22.8%だった。過去5年間の推移を見ると、全体的に内定辞退は増加傾向にあるようだ。

 2015年度の採用見込みについては、53.2%の企業が「今年度並み」と回答したが、「増える」が12.1%で、「減る」の4.7%を7.4ポイント上回った。「未定」とする企業が30.0%と3割あるものの、来期もこのまま採用意欲が維持されることが予測されている。
《水野こずえ》

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