東京都が「4・4・4制」の小中高一貫校2017年度設置へ、検討委が中間まとめ報告

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「都立小中高一貫教育校基本構想検討委員会中間まとめ」について
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 東京都が、全国初の公立小中高一貫教育校の設置を検討していることが明らかになった。8月22日に検討委員会が中間まとめを都教委に報告、教育課程を4年ごとに区切る「4・4・4制」を導入し、2017年度の開校を目指すとしている。

 中間まとめによると、都立小中高一貫校は、「理数を中心に世界で活躍できる人間育成」を教育理念に掲げる。児童生徒の発達段階に適した系統的・継続的な教育課程編成として「4・4・4制」を導入。現行の「6・3・3制」にとらわれず、小1~小4を「基礎期」、小5~中2を「拡充期」、中3~高3を「発展期」と区切り、「基礎期」で基礎・基本の徹底、「拡充期」で発展的な学習、「発展期」で生徒の進路に応じた高度で専門的な学習に取り組んでいく。

 学習内容については、理数系教科を重視するとともに、英語教育についても教科として早期から導入することが望ましいとしている。

 小中高一貫教育校は、学校教育法上、一つの学校として設置できないことから、都教委では都立小学校を新設するとともに、既存の都立武蔵高校と同校附属中学校を改編して、12年間の一貫教育を実施したい考え。校舎の設置場所には、都立小学校1~4年生用校舎として旧都立芸術高校跡地(目黒区)、都立小学校5~6年と中学校・高校用校舎として、都立武蔵高校・同校附属中学校(武蔵野市)の活用を予定している。

 学校の規模は、小学校が都内公立小学校の平均学級数(14学級)や標準学級数(12~18学級)を考慮して決定、中学校と高校は都立中高一貫教育校の学級数(24学級)を基本とする方針。入学にあたっては、理数への興味・関心や適性のある児童を入学させるため、適性検査などによる選抜を実施。理数に興味・関心の強い児童・生徒に入学の機会を与え、人間関係の固定化緩和や学校活性化を図るため、他校からの入学者も募集したいとしている。

 都道府県が小中高一貫校を設置するのは全国で初めて。都教委では、小中高一貫教育のメリットとして、義務教育を一貫して受けることができる小中一貫教育の良さと、中学校から高校への進学時に受験がないため学校生活が連続し、興味・関心に応じた学習や活動に集中できるという中高一貫教育の良さ両方を併せ持ち、12年間一貫した教育課程を柔軟に編成できることを挙げている。

 検討委は2014年3月、入学者選抜の仕組みなどを盛り込んだ最終報告を提出する。
《奥山直美》

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