日本漢字能力検定協会が新たな検定、第1回「文章読解・作成能力検定」(文章検)を10月18日と11月9日に実施する。「漢検」で培った漢字能力や語彙力をもとにした内容の技能検定。2013年度は団体受験で準会場のみ実施する。 新しい検定は、これまであいまいだった「文章能力」を「基礎力」「読解力」「作成力」の3つの力に分類し、それぞれの知識・能力を測るもの。受検者が実際に作成する意見文・論説文を客観的に評価し、文章読解・作成能力を「育てる検定」と位置付けている。実施級は2級、準2級、3級、4級。ただし、2級は10月18日のみ。 4級で250字以上、3級で400字以上、準2級で450字以上、2級で594字以上の意見文や論説文を作成する問題が出題される。段落数と各段落に書く内容が決められており、まとまった文章を制限時間内で、論理的に書く訓練ができる。 各級の問題例はホームページで公開されており、読解力を測定する問題では、文章や資料(図表データを含む)から、他者が発信する情報の内容を正確に読み解き、送り手の意図を見抜く力が必要となる。 採点は、必ず2人以上の採点者が別々に行い、採点結果が不一致だった場合は、公平な採点を実現するため、さらにほかの採点者が判断する。2~4級は200点満点とし、70%程度で合格となる。 検定結果は、答案の詳細が書かれ、どの分野を得意、不得意にしているかがわかり、各分野に対する学習方法も紹介する。 今回は団体受験のみのため、学校や塾・企業などの団体で10人以上まとめて申し込む。第1回は2日間行われ、10月18日は2~4級、11月9日は準2級~4級。申し込み方法はホームページで確認できる。検定料は4級2,000円、準2、3級は3,000円、2級は4,000円。◆第1回文章読解・作成能力検定日時:10月18日(金)、11月9日(土)会場:設置条件を満たしている学校や団体が自ら設けた団体受検用の会場検定料:4級2,000円、準2、3級は3,000円、2級は4,000円検定時間:2級90分、準2級~4級60分。開始時間は問わない申し込み:志願者 10 人以上、まとめて申し込む締め切り:10月18日受検は9月18日(水)、11月9日受検は10月9日(水)