【高校受験2014】学力検査徹底、千葉県公立高校入試の特徴と対策を聞く…市進

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 千葉県の公立高校入試制度は、特色化選抜・一般入試という制度から、2011年入試より前期・後期選抜に移行。同年以降は、前期でも一般入試同様に全校で学力検査が実施されることとなった。

 2013年入試では、前期選抜試験日が都内国私立校入試日と重複していたことが注目されたが、県内公立志向は揺るがなかったという。千葉県の公立高校入試の特徴や対策について、市進学院 情報出版室室長の長谷川一夫氏に聞いた。

--前期・後期選抜への移行に対する受検者の反応を教えてください。

 移行直後の2011年は、中学3年生人口の減少と定員増が重なり、特色化選抜と比べ前期選抜の実質倍率は大幅に下がりましたが、その後2012年、2013年と上昇しています。2013年は、前期選抜試験日の前倒しにともなう都内国私立校入試日との重複が懸念されましたが、倍率の上昇を考えると公立志向の強まりのほうが大きかったと推測しています。

 2012年に全県普通科で最高倍率となった県立千葉は、2013年に若干ではありますが倍率を下げ、その分敬遠した受験生が県立船橋に回ったと見られ、県立船橋は倍率を上げています。

--千葉県は、内申書の比重が首都圏の中でも特に低いといわれていますが、いかがでしょうか。

 前期選抜における内申書の比重は、各高校によって異なりますが、多くの学校では低めになっています。後期選抜では、500点満点とされている学力検査点、135点満点の内申点の合計により合否が決められるのですが、その上で内申点には重みがかけられ、重みを決めるのが「K値」です。たとえば、「K=3」とする高校においては、内申点の比重が「135×3」となり、学力検査点500点+内申点405点となるため、合計点に対する内申点の比重が増えます。

 ただ、県内のほとんどの高校では「K=1」が採用されており、学力検査と内申書の比率でいうと約8:2と、首都圏でも内申書の比重が非常に低い入試制度になっています。

--各校による独自問題について教えてください。

 市立稲毛と君津が独自問題を面接に移行したことで、独自問題を実施する高校は千葉東の1校のみとなりました。千葉東では、独自問題として英語・数学の応用問題が出題されますが、同校を志望する生徒以外、独自問題に関する対策を行う必要性はなくなりました。

--志望校を選定するうえで、前期・後期選抜において意識すべき違いはありますか。

 特色化選抜が廃止されたことで、学力検査が必須になりました。そういった意味では、前期と後期の違いはあまりありません。前期を不合格になった受検生の多くが、同じ高校の後期を受検していると見られます。後期の定員枠を確保するため、前期では多くの不合格者が出てしまいます。後期では極端にランクを落として受検するケースも見受けられます。2回に分けて入試を行っているプラス面とマイナス面では、マイナス面が強いよう感じています。県では、一本化入試について検討を始めたようです。

--入試日まで残り数か月となりましたが、受験生や保護者にアドバイスをいただけますでしょうか。

 保護者に対してのお願いですが、まずお子さんの体調管理に気を配っていただきたいと思います。この時期になりますと、お子さんの勉強に関してほかのお子さんと比較することなどは、受験生にとって悪影響となるかもしれません。

 勉強に対するお子さんの姿勢を励まし、体調管理面を見てあげることにとどめ、入試対策のはかどり具合に関してなどは、塾の先生などに相談していただくことなどがお子さんの負担を軽減し、よい結果に結びつくのではないかと考えています。

--ありがとうございました。
《湯浅大資》

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