PISA2000の1位から過去3回はTop5圏外…12/3発表は数学的リテラシー中心

教育・受験 学習

PISAの順位推移
  • PISAの順位推移
  • OECD「PISA」のウェブサイト
 2012年に実施したOECD生徒の学習到達度調査(PISA)の結果が12月3日、発表される。今回は、数学的リテラシーを中心に読解力、科学的リテラシーの主要3分野に加え、問題解決能力と金銭に関する理解力についても調査した。

 PISA(Programme for International Student Assessment:ピザ)は、義務教育の終了段階にある15歳の生徒(日本では高校1年生)を対象に、それまで身につけてきた知識や技能を実生活でどの程度活用できるかを測る目的で、2000年より3年ごとに実施している。「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3分野について、実施年によって中心分野を設定して重点的に調査する。

 過去4回の結果について、PISA2000は、読解力を中心に、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野を調査。OECD加盟28か国を含む32か国から約26万5,000人が参加した。日本は、読解力が8位、数学的リテラシーが1位、科学的リテラシーが2位となった。

 PISA2003は、数学的リテラシーを中心に、読解力、科学的リテラシーの3分野に加え、問題解決能力についても調査。OECD加盟30か国を含む41か国から約27万6,000人が参加した。日本は、読解力が14位、数学的リテラシーが6位、科学的リテラシーが2位、問題解決能力が4位となった。

 PISA2006は、科学的リテラシーを中心に、読解力、数学的リテラシーの3分野を調査。OECD加盟30か国を含む57か国から約40万人が参加した。日本は、読解力が15位、数学的リテラシーが10位、科学的リテラシーが6位となった。

 PISA2009は、読解力を中心に、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野に加え、デジタル読解力についても調査。OECD加盟34か国を含む65か国から約47万人が参加した。日本は、読解力が8位、数学的リテラシーが9位、科学的リテラシーが5位、デジタル読解力が4位となった。読解力を中心に学力は改善傾向にあるものの、トップレベルの国々と比べて成績の下位層が多くみられた。

 今回、結果が公表されるPISA2012は、数学的リテラシーを中心に読解力、科学的リテラシーの3分野に加え、問題解決能力と金銭に関する理解力についても調査。OECD加盟34か国を含む65の国と地域から約51万人が参加したという。

 数学的リテラシーは、2000年に1位を獲得したが、2006年より上位グループから脱落。OECD平均は上回っているものの、上位グループの国々とは差がある。今回の結果に関心が集まる。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)