今世紀最大の天文ショーと期待されていたアイソン彗星だが、NASAが発表した情報によると、太陽に最接近する前に砕けて蒸発した可能性が高いという。各地で予定されていた観測イベントは、変更や中止となってしまった。 六本木天文クラブが12月6日~8日に予定している、東京シティビュースカイデッキ(森タワー屋上)での「アイソン彗星 観察会」は、内容を一部変更して実施。12月6日に「アイソン彗星はなぜ消滅したのか?」と題したミニセミナーや、今しか観察することのできない「ラブジョイ彗星」の観察会などを行う。 ニコニコ生放送の観測中継「みんなで一緒にアイソン彗星を観測しよう」は、12月3日以降予定していた番組を中止。撮影に成功している第1夜ほか過去の番組のタイムシフト視聴はできる。 三重大学で12月6日~8日に予定している「アイソン彗星講演会と観望会」は開催中止。 H.I.S.が12月7日に予定している、スカイマークチャーター便による「アイソン彗星観察チャーターフライト」は、催行を中止。ツアーに申し込んだお客様には個別に連絡するという。 アイソン彗星は、注目度が高かっただけに残念ではあるが、国立天文台によると、12月上旬頃にラブジョイ彗星が肉眼で見ることができるかもしれない。各地でのラブジョイ彗星の夜空での位置は、国立天文台暦計算室の「今日のほしぞら」で調べることができる。◆アイソン彗星 観察会 変更内容日時:12月6日(金)4:00~日の出まで(受付:3:30~)場所:東京シティビュー「スカイデッキ」(森タワー屋上)受付場所:森タワー3F 展望台・美術館エントランス内容:1.「土星・火星・木星・冬の星座等」および「ラブジョイ彗星」の観察会2.ミニセミナー「アイソン彗星はなぜ消滅したのか」3.朝食付き交流会(限定100名)