会員制の転職サイトなどを運営するビズリーチは、ビジネスウーマンを対象としたアンケート「女性が働きやすい企業」の結果を発表した。調査では、女性管理職を登用し、女性が活躍できる制度が浸透している企業が上位を占めた。 アンケートは7月22日~25日の期間実施し、ビズリーチ会員で平均年収1,000万円超のビジネスウーマン463人から回答を得た。回答者の平均年齢は43歳。 「女性が働きやすい企業」の上位3位は、1位資生堂、2位P&G Japan、3位ベネッセコーポレーションとなった。いずれの企業も、女性管理職の割合が25%以上と平均(11%)の2倍以上で、女性が活躍するための制度が浸透している。 また、上位10社の中には日本IBMやジョンソン・エンド・ジョンソンなどの外資系企業4社がランクインした。外資系企業は、日系企業よりもダイバーシティ(多様な人材を活用しながらその特性を活かす)への取組みが進んでいるためと考えられる。 ビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏は、「安倍政権は、アベノミクスの成長戦略の一つとして女性の活用を、2020年度までに指導的地位に女性が占める割合を30%以上とするという目標を掲げており、女性活用はどの企業にとっても命題となっている。その実現のためには、どの業界でも女性が働きやすい環境を整備することが急務ではないだろうか」とコメントしている。