【インフルエンザ2014】山形県でも耐性ウイルス検出、国立感染症研究所

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耐性ウイルスのDNA遺伝子の系統樹解析
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 国立感染症研究所は2月4日、タミフルなどの抗インフルエンザ薬に耐性を持つウイルスが山形県で検出されたと報告した。札幌市や三重県で検出された耐性ウイルスと同一由来と考えられるという。

 同研究所によると、山形県衛生研究所による検査で11株のうち2株で耐性ウイルスが確認された。この2株は、タミフル(オセルタミビル)とラピアクタ(ペラミビル)に対して耐性を示す一方、リレンザ(ザナミビル)とイナビル(ラニナミビル)には感受性を保持していたという。

 今シーズンは、2014年第5週(1月27日~2月2日)までに国内で22株のタミフル・ラピアクタ耐性ウイルスが報告されている。山形県で検出された2株を含め、国内の耐性ウイルスは特徴的な変異を持っており、すべて同一由来と考えられている。

 耐性ウイルスが検出された山形県の患者2名は、同じ小学校に通う児童。いずれも検体採取前に抗インフルエンザ薬の投与は受けていないため、薬剤によって患者の体内で耐性ウイルスが選択された可能性は否定されるという。児童のうち1名は、発症1~2日前に関東地方のテーマパークを訪問しており、その際に感染した可能性も考えられるという。もう一人の感染児童は、クラスメートのきょうだい。2人ともリレンザ服用により軽快し、家族内に発症者は出ていない。

 今後は、インフルエンザの流行に伴い、耐性ウイルスの拡大も懸念されており、同研究所でも注意を呼びかけている。ただ、国内の耐性ウイルス感染患者の症状や病態は、一般のインフルエンザ患者とほとんど違いはないという。
《奥山直美》

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