ハーバード・MIT主導のMOOC「edX」を受講してみた

 MOOCでは、無料で世界の有名大学の講座が受講できるということは広く知られているが、受講にはどのようなプロセスが必要なのか、どのように授業が進むのか、edXに登録し講座を受講した。

教育ICT インターネット
edX、Webサイト
  • edX、Webサイト
  • edXの講座紹介ページには、講師によるコメントが動画で掲載されている
  • edX、登録画面
  • edX、チュートリアル講座
  • edX、チュートリアル講座
  • edX、受講講座登録後の画面
◆英語力があれば入口は広いedX

 無料で受講可能なオンライン学習サービスとしてedXは、質の高い講座とチュートリアルを通じた受講のしやすさを両立している。edXへの登録や講座登録は難しくなく、アカウント作成が必要なさまざまなオンラインサービスと変わらない。

 日本における受講生にとってハードルとなるのが、受講において必要となる英語力だろう。ただ、いつでも受講を中止することもできれば、過去の講座の講義動画を閲覧することも可能なため、高度な専門英語を学習するうえでもメリットとなり得るサービスといえる。

 活用方法は、受講者により異なることがedXを含めたMOOCの特徴だ。卒業のための単位取得が必要な大学とは環境が違い、学習効果や継続は各受講者のモチベーションによる。ディスカッション・フォーラムを通じて背景の異なるさまざまな受講生と接することができるのも、edXの特徴だ。

 無料である限り、受講することで失うものは何もないのが最大のメリットだ。興味のある講座を探し登録し、チュートリアルを見てedXの可能性を探るだけでもおもしろいのではないだろうか。
《稲本志保》

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