文部科学省と厚生労働省は3月18日、平成26年3月に大学卒業予定者の2月1日現在の就職内定状況を取りまとめて公表した。就職内定率は大学が82.9%で男子より女子の内定率が高い。理系も昨年同期比より増え、9割を超えている。 調査依頼先は国公立大学、私立大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)の112校の学生6,250人。各大学において、所定の調査対象学生を抽出した後、電話や面接などで、性別や就職希望の有無、内定状況について調査した。 大学の就職内定率は82.9%で昨年同期比の1.2ポイント増、このうち国公立大学の就職内定率は84.9%で昨年同期比から1.6ポイント減少した。私立大学の就職内定率は82.3%で昨年同期比から2.2ポイント増加した。 短期大学の就職内定率は77.6%で昨年同期比から1.2ポイント減少、高等専門学校は同100%、専修学校は同78.4%だった。 男女別では、男子学生の就職内定率は82.2%、女子学生は83.7%。男子は昨年同期比から0.9ポイント増加、女子は1.7ポイント増加している。大学別にみると国公立大学では、男子82.8%、女子87.2%、私立大学では男子82.1%、女子82.5%と、いずれも男子学生に比べ女子学生が多くなっている。 また、文系の就職内定率は81.2%。理系は90.7%で、昨年同期比より3.2ポイント増加している。 厚生労働省と経済産業省では、未内定就活生への集中支援策を実施しており、1月から2月末までに約22,000人が内定した成果を出した。卒業後も継続的な就職支援をしていくという。