ユニセフ「世界子供白書2014」統計編、日本語翻訳版を公開

日本ユニセフ協会は「世界子供白書2014-統計編」の日本語翻訳版をインターネット上で公開した。本書は、1月30日にユニセフ(国連児童基金)が発表したものを日本語訳したものとなる。

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世界子供白書2014・統計編
  • 世界子供白書2014・統計編
  • ウガンダのムラゴ病院で携帯届出システム (MobileVRS) により発行された出生証明書と子ども
  • 南スーダンの西バハル・アル・ガザール州のワーウ病院で生まれた新生児
 日本ユニセフ協会は「世界子供白書2014-統計編」の日本語翻訳版をインターネット上で公開した。本書は、1月30日にユニセフ(国連児童基金)が発表したものを日本語訳したものとなる。

 「世界子供白書」は、一定の基準と指標をもとに各国のデータを集約。30年に渡り、世界の子どもたちが置かれている状況を、データを通じて伝えてきた。データを収集することで、さまざまな環境下で暮らす子どもたちの格差を捉え、最も支援を必要としている子どもたちへのサポートを推進することができるという。

 白書では、人口、教育、保健などの基本指標だけでなく、子どもたちのインターネットなどのマスメディアの利用率に関するものまで、115項目にわたる多様なデータを紹介。子どもの生死に関わるものから、水やトイレの利用、貧困下で暮らす人の人数、児童婚や出生登録の割合などの情報が、国別のほか、アフリカ・アジアなどの地域別、そして世界全体での数値で掲載されている。

 なお、従来「世界子供白書」はデータとともに、子どもたちに影響を与えている様々な問題・課題をテーマに、世界の傾向を包括的に分析するレポートを掲載していたが、今年より、統計部分とレポート部分を分割。レポート部分(英文・オリジナル版)は、11月20日に発表される予定。
《水野こずえ》

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