高校生のネット依存、予備軍を含め約6割…総務省調べ

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高校生のネット依存傾向
  • 高校生のネット依存傾向
  • 機器ごとの利用時間
  • スマートフォン・フィーチャーフォンのサービスごとの利用時間
  • スマートフォン利用開始により減った時間【複数回答】
 総務省情報通信政策研究所は東京大学情報学環・橋本研究室との共同研究として「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査」を実施し、速報結果をまとめた。

 近年、高校生にもスマートフォンが急速に普及したことにより、メッセージアプリを含むソーシャルメディアの利用が急激に進んでいる。その結果、新しいコミュニケーション形態が拡大し、ソーシャルメディアの長時間利用や、依存傾向の増加などが懸念されており、その実態を明らかにするために調査を行った。1月7日から31日の期間調査を実施し、都立の全日制・定時制の高等学校154校のうち1年生5,413人、2年生5,164人、3年生4,614人の合計15,191人から有効回答を得た。

 高校生全体でネット依存傾向最高ランクとなる「高」の生徒は4.6%で、男子3.9%、女子5.2%と女子のほうが高い傾向にある。また、学年別では1年生5.2%、2年生4.8%、3年生3.7%と低学年の方が高いことがうかがえる。一方で「高」への予備軍であるネット依存傾向「中」は55.2%と半数を超えており、「高」と合わせると約6割となる。

 高校生が1日にネット利用する時間を機会別にみると、「スマートフォン/フィーチャーフォン」が161.9分で1位となり、これに「パソコン」40.0分、「タブレット端末」13.6分と続く。さらに依存傾向「高」の生徒が「スマートフォン/フィーチャーフォン」でネット利用する時間は262.8分と群を抜いて高く、依存傾向が高い生徒ほど手元で簡単に操作できる携帯型端末に頼る傾向があるようだ。

 またサービスごとにスマートフォン/フィーチャーフォンでの平均利用時間をみてみると、1位は「ソーシャルメディアを見る」57.2%、「ソーシャルメディアに書き込む」32.0%、「動画投稿サイトを見る」27.5%とパソコン・タブレット端末での順位と比べ、ソーシャルメディアへのアクセスが圧倒的に多いことがわかる。

 スマートフォンの利用開始により減った時間を聞いたところ1位「睡眠時間」40.7%、2位「勉強時間」34.1%、3位「テレビを見る時間」27.8%となり、4割を超える生徒が睡眠時間を削って使用していると回答している。また、「勉強時間」を減らしているのに比べ、マンガや雑誌を読む時間や、趣味に使う時間、友達と会う時間など「自分の時間」はあまり減らされていないこともわかった。
《田邊良恵》

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