全国中学入試センターは7月6日、小学6年生を対象とした「全国公立中高一貫校対策テスト」を、東京と神奈川の2会場にて開催する。適性検査が午前と午後に各45分の2回実施され、会場で受検できない児童向けに自宅受検にも対応するという。 公立中高一貫校は、無選抜または書類や面接などの簡単な方法でエスカレーター式に高校に進学でき、中学校と高等学校の重複している内容を整理、精選して教育することができるというのが大きな魅力とされる。さらに、2010年度からの高等学校の無償化により、ますます人気に拍車がかかっているという。 同テストは、小学6年生を対象とした公立中高一貫校の「適性検査」に向けた対策テスト。学力考査を行わないための「適性検査」であるにもかかわらず、実際には学校準拠の内容から逸脱した難易度の高いものになっている傾向があるという。同社はこうした状況をふまえ、受検生は1回でも多く対策テストを受けることが望ましいとし、年6回開催し、年間延べ7,000人以上の受検生を集めているという。 テストは、適性検査が午前と午後に各45分の2回実施される。テスト後は、各設問ごとに定めた「評価の視点」を基準に採点された「結果表」に志望校内順位を表示され、現在の位置を知ることができる。 今回の会場は、東京が学習院大学 目白キャンパス、神奈川が神奈川大学 横浜キャンパスで実施され、会場で受検できない児童向けに自宅受検にも対応するという。また、同時開催として、学校情報や保護者向けのポイント解説が行われる「保護者会」が予定されている。◆全国公立中高一貫校対策テスト日時:7月6日(日)9:00~11:00、13:30~15:30会場:学習院大学 目白キャンパス(東京都豊島区目白)神奈川大学 横浜キャンパス(神奈川県横浜市神奈川区)対象:小学6年生内容:適性検査I・II(各45分)受検料:5,400円申込方法:Webサイトまたは電話、日能研各校窓口にて申込締切::電話 6月27日(金)、インターネット 6月29日(日)、日能研各校窓口 7月5日(土)