自然や科学への関心は日本が最低…日米中韓の高校生比較

 自然や科学について興味・関心がある高校生の割合は、日米中韓の4か国中で日本がもっとも低いことが、国立青少年教育振興機構が8月6日に発表した調査報告書より明らかになった。

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自然や科学についての興味や関心
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 自然や科学について興味・関心がある高校生の割合は、日米中韓の4か国中で日本がもっとも低いことが、国立青少年教育振興機構が8月6日に発表した調査報告書より明らかになった。

 高校生の科学等に関する意識調査は、高校生の理科や科学に対する意識・関心を把握することを目的として実施。調査は質問紙を用いて、日本、米国、中国、韓国の4か国の高校生を対象に、2013年9月~12月に実施した。

 自然や科学について興味・関心があるか尋ねたところ、「とても興味がある」と回答した割合は、「中国」が20.9%ともっとも高く、「韓国」14.9%、「米国」14.4%、「日本」13.3%が続いた。「とてもある」と「ある」の合計は、「中国」79.3%、「米国」63.6%、「韓国」63.1%、「日本」59.5%の順で、日本がもっとも低かった。

 興味のある分野は4か国で異なり、日本と中国が「天文に関すること」「動物・植物に関すること」、米国と韓国は「人体に関すること」が高かった。

 自然や科学についてどのように学習しているか、14項目について「よくした」「時々した」と回答した割合がもっとも高い項目が、日本は「先生が行う実験を見る」78.5%だが、ほかの3か国は「自然や科学についてのテレビを見る」(米国64.2%、中国82.3%、韓国68.9%)だった。

 また、高校生の自然や科学に関する学習方法を構造的に把握するために、先の14項目を変数として因子分析を行ったところ、日本の高校生は、「調べ学習」の因子得点はほかの3か国に比べて低いことがわかった。

 青少年教育研究センター長の明石要一氏は、「日本は理科の調べ学習が少ない。体験的な学習や実験的な学習もそれほど多くない。これらの学習は科学や社会問題への関心を高める。これからは、理科の学習においてこの知見を踏まえた指導が求められる」と指摘している。
《工藤めぐみ》

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