教育ICT利活用の調査研究報告、荒川区の小学校2校で検証

 日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)は8月26日、平成25年度 総務省委託事業「教育分野における最先端ICT利活用に関する調査研究」報告書を公表した。東京都荒川区の小学校2校の協力を得て行った調査研究の知見が203ページにわたってまとめられている。

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 日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)は8月26日、平成25年度 総務省委託事業「教育分野における最先端ICT利活用に関する調査研究」報告書を公表した。東京都荒川区の小学校2校の協力を得て行った調査研究の知見が203ページにわたってまとめられている。

 同研究では、全国に展開可能な、利便性と経済性を兼ね備えたモデルの構築を目指し、東京都荒川区の小学校2校4学級(3年生~6年生)の協力を得て、小規模な検証授業を実施した。検証授業の時期は2014年2月4日~13日。検証校2校には荒川区独自の整備事業として、児童1人1台のWindows8.0タブレットPCをはじめ、各教室には電子黒板、充電保管庫、無線LANアクセスポイントが整備されていた。

 調査研究を通して、HTML5によるコンテンツ制作や、ユーザー認証の仕組み、学習履歴を記録するための技術的枠組みなど、全体の基礎となる部分の技術的な方向性が見えたという。しかし、実用化に向けては、システムの安定性やセキュリティ、ユーザビリティ向上など、さらなる検証が必要であるとしている。
《工藤めぐみ》

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