「世間ずれ」の正しい意味は…文化庁が国語世論調査

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「~る」「~する」形の動詞
  • 「~る」「~する」形の動詞
  • 慣用句(ゴシック体が本来の意味)
  • 世間ずれ(年齢別・過去の調査との比較)
  • やぶさかでない(年齢別・過去の調査との比較)
  • まんじりともせず(年齢別・過去の調査との比較)
  • 煮詰まる(年齢別・過去の調査との比較)
 「チンする」「サボる」などの造語が広く一般に浸透していることが9月24日、文化庁が公表した「国語に関する世論調査」の結果から明らかになった。「世間ずれ」「まんじりともせず」などの慣用句は、本来とは違う意味でとらえる人が多い実態もみられた。

 調査は3月、全国16歳以上の男女を対象に個別面接方式で実施し、2,028人から回答を得た。

 「~る」「~する」をつけて動詞化した造語では、「チンする」(電子レンジで加熱する)は90.4%、「サボる」(なまける)は86.4%が「使うことがある」と回答し、幅広い年齢層に定着していた。

 「愚痴(ぐち)る」(愚痴を言う)、「事故る」(事故を起こす、事故に遭う)、「パニクる」(慌ててパニックになる)、「お茶する」(喫茶店やカフェなどに入る)も9割以上が「聞いたことはある」と回答した。

 慣用句の意味では、6つの言葉のうち、「世間ずれ」「まんじりともせず」「やぶさかでない」の3つについて、本来の意味より、違う意味を選択する人の方が多かった。

 「世間ずれ」は、本来の意味である「世間を渡ってずる賢くなっている」を選択した人は35.6%と、平成16年の調査から16ポイント減少。本来の意味ではない「世の中の考えから外れている」を選択した人が55.2%に上った。

 「まんじりともせず」は、本来の意味である「眠らないで」を選んだ人が28.7%だったのに対し、「じっと動かないで」を選んだ人が51.5%に上った。「やぶさかでない」は、本来の意味である「喜んでする」33.8%に対し、誤った意味である「仕方なくする」は43.7%だった。

 このほか、「煮詰まる」は、本来の意味である「(議論や意見が十分に出尽くして)結論が出る状態になること」を選んだ人が51.8%と過半数を占めたが、平成19年度の調査より5ポイント減少。本来の意味ではない「(議論が行き詰ってしまって)結論が出せない状態になること」を選んだ人が40.0%を占めた。

 年齢別では、全体的に高齢者に正答が多く、若年層の方が誤用が高い傾向がみられた。
《奥山直美》

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