H26入試の志願倍率…国立大4.1倍で減少、私立大は7.7倍で増加

 文部科学省は10月17日、国公私立大学及び短期大学の入学者選抜の実施状況をまとめた「平成26年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」を発表した。国立大学では入学志願者数が減少、公立・私立大学では入学志願者数が増加した。

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平成26年度国公私立大学入学者選抜実施状況(総括表)
  • 平成26年度国公私立大学入学者選抜実施状況(総括表)
  • 国公立私立大学、各選抜毎の実施状況(一般入試)
  • 国公立私立大学、各選抜毎の実施状況(専門高校・総合学科卒業生入試、AO入試、推薦入試、帰国子女入試)
  • 平成26年度短期大学入学者選抜実施状況(総括表)
  • 短大、各選抜毎の実施状況(一般入試、専門学校・総合学科卒業生入試)
  • 短大、各選抜毎の実施状況(AO入試、推薦入試、帰国子女入試)
 文部科学省は10月17日、国公私立大学及び短期大学の入学者選抜の実施状況をまとめた「平成26年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」を発表した。国立大学では入学志願者数が減少、公立・私立大学では入学志願者数が増加した。

 平成26年度の同調査では、国立大学の入学志願者数が395,116人で、前年度の404,061人から減少した。一方で、公立大学、私立大学については、入学志願者数が増加。公立大学では、157,843人(同154,767人)、志願倍率は5.6倍(同5.5倍)。私立大学は、3,492,896人(同3,425,863人)、志願倍率は7.7倍(同7.6倍)であった。なお、国公私立の合計は、志願者数が4,045,855人(同3,984,691人)と全体で増加しており、倍率は7.0倍(同6.9倍)だった。

 AO入試の状況については、国立大学では、全体の56.1%にあたる46校133学部(前年度47校、137学部)で実施しており、入学者数は2,629人(同2,640人)と、実施大学、学部、入学者数共に減少している。私立大学は、実施大学については、469校(同466校)と増加しているものの、実施学部1,153(同1,154学部)、入学者数48,129人(同49,095人)と減少。一方、公立大学では実施大学数23校は変わらず、入学者数が前年度の567人から604人へと増加している。

 また、公立短期大学の入学志願者数は7,543人(前年度8,009人)、志願倍率は2.4倍(同2.5倍)、私立短期大学では93,695人(同97,776人)で倍率は前年と同じく1.5倍。短期大学は公立、私立ともに入学志願者数が減少している。

 短期大学AO入試については、私立では79.7%にあたる前年同数の255校が実施、入学者数は12,349人(同12,062人)と増加している。

 資料では、このほか推薦入試、帰国子女入試、中国引揚者等子女入試、社会人入試についても掲載されている。
《小林瑞季》

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