国内外の学生が将来働きたい国、米国に続き日本は2位

 ハーバード大学アジア学生会議に参加した国内外の学生が将来働きたい国は、1位「アメリカ合衆国」37.6%、2位「日本」21.3%、3位「イギリス」9.3%であることが、ディスコが11月18日に発表した国内外の学生の就職意識調査結果より明らかになった。

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将来働きたい国(上位15か国)
  • 将来働きたい国(上位15か国)
  • 出身国・地域
  • 留学した理由
  • 就職先企業を選ぶ際に重視する点
  • 卒業後の進路
 ハーバード大学アジア学生会議に参加した国内外の学生が将来働きたい国は、1位「アメリカ合衆国」37.6%、2位「日本」21.3%、3位「イギリス」9.3%であることが、ディスコが11月18日に発表した国内外の学生の就職意識調査結果より明らかになった。

 同調査は、世界各国のトップスクールから学生が集まる「ハーバード大学アジア国際関係プロジェクト 2014東京会議」に参加した大学生・大学院生367人を対象に、同事務局の協力を得て実施した。調査期間は8月22日~26日。参加者は、アジア地域(日本含む)が7割強、北米・中南米・ヨーロッパが2割強となった。なお、国内就活生の調査結果は、「日経就職ナビ2015 就職活動モニター調査」(2014年1・3月調査)に基づく。

 同調査による海外留学経験者は約7割に上る。海外留学した理由は、「母国の大学では学ぶことのできないスキルや知識を習得できると思ったから」が54.4%ともっとも多く、「留学経験が卒業後のキャリアの可能性を広めてくれると思ったから」23.6%、「専攻分野を学ぶために、海外の大学がもっとも良い教育を提供していたから」9.5%が続いた。

 就職先を選ぶ際に重視する点について、アジア学生会議参加者の「海外からの参加者」「日本人参加者」「就職活動モニター」の三者で比較したところ、海外からの参加者は「給与・待遇が良い」67.2%、「高いスキルが身に付く」57.3%、「職場の雰囲気が良い」55.0%の順に高かった。一方、日本人参加者は「仕事内容が魅力的」73.8%、「職場の雰囲気が良い」58.5%、「給与・待遇が良い」55.4%の順に高かった。

 卒業後の進路について、海外からの参加者と日本人参加者比較したところ、海外からの参加者は「より高い学位を取得する」が37.1%ともっとも高く、僅差で「企業で働く」34.4%が続いた。一方、日本人参加者は「企業で働く」49.2%が5割弱と圧倒的に高く、「より高い学位を取得する」が24.6%となった。

 将来、どの国で働きたいか聞いたところ、1位「アメリカ合衆国」37.6%(海外からの参加者:38.7%、日本人参加者:32.3%)、2位「日本」21.3%(海外からの参加者:14.2%、日本人参加者:53.8%)、3位「イギリス」9.3%(海外からの参加者:9.3%、日本人参加者:9.2%)。アメリカ合衆国と日本で約6割を占めた。
《工藤めぐみ》

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